細菌による汚染を防ぐために化粧品に防腐剤のパラベンが使用されることがあります。
しかし、パラベンは肌が弱い方やアレルギーがある方には刺激と感じる場合があり、近年パラベンフリーの化粧水が増えています。
今回はパラベンフリーの特徴と化粧水の選び方、おすすめの商品7選をご紹介します。
パラベンフリー化粧水の選び方

パラベンフリーとは防腐剤であるパラベンを使用していないという意味です。
正式な名称はパラオキシ安息香酸エステルといい、毒性の低い成分ですが、敏感肌の方は肌トラブルやアレルギーを引き起こしやすい傾向にあります。
自分に合ったパラベンフリー化粧水をどのように選ぶべきかご紹介します。
自分の肌質に合っているか
パラベンフリーといっても防腐剤としてのパラベンが含まれていないだけなので、化粧水としての効能はさまざまあります。
乾燥肌であれば保湿成分を豊富に含むものを、脂性肌であればさっぱりとしたテクスチャーの化粧水がおすすめです。
最近は美白成分やエイジングケア成分を含む医薬部外品の化粧水も販売されています。
一方、敏感肌の方はなるべく添加物が少ない化粧水を選ぶことが大切です。
ご自身の肌質と肌悩みに合わせて化粧水を選んでください。
保湿成分が配合されているか
敏感肌の方は肌のバリア機能が低下しているため、保湿成分で肌にうるおいを与えることが大切です。
化粧水の中身はほとんど精製水ですが、2〜3割程度は保湿成分や肌にさまざまな効果を与える訴求成分で構成されています。
肌の乾燥が気になるときはヒアルロン酸やグリセリン、セラミドなどの保湿成分を含む化粧水を選ぶとよいです。
肌への馴染みがよいか使用感も含めて自分に合うものを選びましょう。
肌への刺激が少ないか
肌が敏感な方はパラベンフリーだけでなく、香料や着色料が使用されていない化粧水を選びましょう。
パラベンフリーだからといって肌トラブルが起きないわけではなく、パラベンの代わりに用いられる成分やその他の成分が肌に刺激を与えることがあります。
なるべく肌への刺激になる鉱物油、アルコール、シリコン、石油系界面活性剤も避けた方が安心です。
商品を使用する前は事前にパッチテストをおこない、肌に異常がないか確認してください。
パラベンフリー化粧水 おすすめ商品7選

パラベンフリーの化粧水はデパートだけでなく、ドラッグストアでも取り揃えられています。
なかには、有効成分を含む医薬部外品の化粧水もあります。
高価格帯から低価格帯までおすすめの化粧水と特徴を合わせてご紹介します。
エトヴォス モイスチャライジングローション
まず敏感肌向けスキンケアとして有名なエトヴォスのモイスチャライジングローションをご紹介します。
植物由来の保湿成分グルコシルセラミドが肌を潤し、バリア機能をサポートしてくれます。
界面活性剤・鉱物油・シリコン・着色料・合成香料・パラベン・アルコールは使用されていません。
ラベンダーの香りで肌も心も優しく包み癒してくれます。
お値段はお高めですが、肌への刺激を感じやすい人は、まずエトヴォスを試してみてください。
イプサ ザ・タイムR アクア
イプサのザ・タイムR アクアは独自の保湿成分アクアプレゼンターIIを配合しており、肌に水分を与えてうるおいを逃さない医薬部外品の化粧水です。
肌表面にうるおい成分をとどまらせる人工的な水の層を作ることで、乾燥状態に応じて水分を与え、肌が水で満たされた状態が続きます。
店頭ではカウンセリングをして自分にあった商品を紹介してくれるので、お高めですが、気になる方はぜひカウンターへ行ってみてください。
松山油脂 保湿浸透水バランシング
肌が敏感な方は松山油脂の保湿浸透水バランシングがおすすめです。
肌のうるおいを保つ5種類の人型セラミドを配合しています。
さらに長時間水分を保持するエクトインやのキメを整えるナイアシンアミドを配合し、なめらかに潤う肌へ整えてくれます。
Tゾーンのベタつきが気になるインナードライ肌におすすめです。
ボトルがガラス製で重たいのがネックですが、アルコール(エタノール)・パラベン・香料・着色料・鉱物油不使用なので、肌が敏感な方も安心して使えます。
COSRX フルフィットプロポリスシナジートナー
保湿重視の方におすすめはCOSRXのフルフィットプロポリスシナジートナーです。
美肌大国韓国で人気のパラベンフリー化粧水は、保湿成分のプロポリスエキスをたっぷりと配合することで肌をうるおいで満たし、ぷるんとした肌にしてくれます。
角層深部までしっかりとうるおしてくれるので、乾燥が気になる秋冬に使うのがおすすめです。
一方、とろみのあるテクスチャーなので、脂性肌さんには向いていないでしょう。
無印良品の敏感肌用さっぱりタイプ
無印良品の敏感肌用さっぱりタイプは、岩手県釜石の天然水を使用した化粧水です。
グレープフルーツ種子エキスやスベリヒユエキスを配合し、肌にうるおいをしっかりと与えてくれます。
肌への刺激にこだわった成分で、敏感な方や季節の変わり目で肌が揺らぎがちな方におすすめです。
さっぱりとした使い心地なので夏の使用がったりでしょう。
一方、優しい成分でできている化粧水はしっかりと効能を感じたい方には物足りないかもしれません。
IHADA 薬用クリアローション
IHADA 薬用クリアローションは、肌が特に敏感になっているときにおすすめです。
うるおいを与える高精製ワセリンだけでなく、シミ・そばかすを防ぐ美白成分や肌荒れを防ぐ成分を含む医薬部外品の化粧水です。
香料、着色料、アルコール(エタノール)、パラベンは使用されていません。
乾燥がひどい方は保湿力に物足りなさを感じるかもしれませんが、肌荒れしているときのお助けアイテムとしておすすめです。
白潤プレミアム薬用浸透美白化粧水
白潤プレミアム薬用浸透美白化粧水は美白と抗炎症の有効成分がWで処方された化粧水です。
2種類の有効成分を配合しながらも、肌に刺激となる香料・着色料・アルコール(エタノール)・鉱物油・パラベンは無添加で、敏感肌向けの処方になっています。
お財布にも優しいお値段で、ドラッグストアで取り扱いがあり、詰め替えも販売されています。
ただし、有効成分を含んでいるので、肌が敏感な方は刺激を感じるかもしれません。
まとめ

今回はパラベンフリーの特徴と化粧水の選び方、おすすめ7選をご紹介しました。
肌が敏感な方やアレルギーをお持ちの方は、パラベンだけでなく、なるべく添加成分が少ない化粧水を選ぶことが大切です。
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