水には様々な種類があって、それは硬度の違いで種類分けされています。
硬度の違いで分かれる「硬水」と「軟水」の特徴、実際飲んだ時の口当たりや身体への影響を調べてみましょう。
そして使い分けやメリット・デメリットについても解説していきます。
その後に両方のおすすめ製品を各5製品ずつご紹介します。
現在飲んでる方、現在検討中の方のヒントになればと思います。
硬水の特徴
硬度の高い「硬水」の特徴を調べてみました。
「硬水」とは、水中のマグネシウムイオンやカルシウムイオンの含有量が多い『硬度』の高い水の事です。
WHOが定めた含有量では130mg/lより多いのが硬水として定義されています。
硬度が高い
水中に含まれているマグネシウムとカルシウムの成分が多い事を「硬度が高い」と言います。
WHOが定めた含有量では130mg/lより多いのが硬水として定義されています。
「硬度が高い」水の特徴は、マグネシウムの影響で少し苦みや重たさを感じる人が多いです。
標高の高い山の地層をゆっくり浸みて、その岩盤や土壌の中でろ過され、その過程でミネラル成分が溶け出し、高ミネラルの硬水となります。
日本でも沖縄や関東などの平坦な地形では、硬水よりの水が採水できるのです。
飲みごたえがある
硬水は「飲みごたえがある」と良く耳にしますが、それはなぜか解説します。
硬水には「カルシウム」や「マグネシウム」等のミネラル成分が豊富に溶け込んでいます。
その「マグネシウム」が人によっては【苦みや塩味】となり、それが重く感じる=飲みごたえがある、になるのかと思います。
ただ人によっては、喉ごしが強すぎて、飲みにくいと感じる場合があるかと思います。
なので「飲みごたえがある」と言うより「苦手だ」とか「合わない」と感じる人が多いの事実です。
ミネラルが豊富
硬水にはマグネシウムやカルシウムといった、ミネラル成分が豊富に含まれています。
ミネラル成分が豊富なので継続して飲用すると、基礎代謝量が上がり、脂肪燃焼しやすい身体にしたり、脂肪の吸収を抑える等の効果が期待できます。
また「マグネシウム」は胃腸の働きを活性化するので、便秘の解消になりやすいですが、摂取しすぎると下したりする可能性があるので注意が必要です。
運動をした後はミネラルが流れてしまうので、硬水を取る事はいいですが腎臓に多少なりとも負担がかかります。
健康でない方の取り過ぎに注意してください。
軟水の特徴
軟水とはどういう特徴があるのか、硬度についてや身体への影響などを解説していきましょう。
飲み水としての「軟水」は、さっぱりとし柔らかく、後味もすっきりしているので「美味しい」と感じるでしょう。
「軟水」は飲料としてだけではなく、お料理や赤ちゃんのミルクにも活用できます。
ミネラル成分が少ない故に出来る事です。
硬度が低い
水中(1000ml)のマグネシウムやカルシウム量が少ないのが「軟水」で「硬度が低い」と言われます。
WHOの定める値は『120mg/l』以下のモノを「軟水」と呼んでいます。
硬度が低い水の特徴としては「クセがなくまろやかである」「石鹸の泡立ちがよい」「ご飯がふっくら炊ける」などがあります。
全てではないですが、日本の水・水道水は「軟水」が主です。それは日本の地理的なものもあると言われています。
日本の場合は急峻な地形のため地下とどまる時間が短く、水に溶けだすミネラル分が少ないため、日本の水は「軟水」になっています。
飲みやすい
なぜ軟水は「飲みやすい」のかを解説しましょう。
軟水は日本人に親しみのある、水道水として取り入れている水なので、飲みやすく感じると思います。
ミネラルがが少ないので、お茶やコーヒーを飲む際には味が出やすく、適していると言われています。
また赤ちゃんのミルクや小、さい子供に与えるにも適しています。臓器の発達が未熟な赤ちゃんの、胃腸にかかる負担が少ないためです。
粉ミルクの栄養成分を壊さない為にも、出来るだけ硬度の引くい軟水を使うようにしてください。
腸への刺激が少ない
それでは、なぜ「腸への刺激が少ない」のか調べてみます。
軟水はミネラル成分(カルシウムやマグネシウム)が低い水なので、内臓や腸への負担(刺激)が少なく、身体への吸収が早くなるのが特徴です。
軟水を摂取する事で、身体の老廃物の排出を促す効果があったり、サラサラの血液になるので、血液の循環が良くなります。
軟水と言っても多少はミネラル成分はあるので、胃腸の弱い人や小さい子供がミネラル分の補給をするのには最適です。
軟水は腸だけではなく、肌や髪にもいいのです。それは「水道水が軟水であるから」と言われています。
軟水の水のおすすめ商品5選!
それでは現在、スーパーやコンビニ・ネットで購入できる、人気のある軟水を5つご紹介します。
色んな種類の軟水が売られていますが、国産だけでなく外国の物もご紹介しています。
飲み比べてみたい方の、ヒントになるかと思います。
FROM ATHLETES(フロムアスリート)
アスリートからの提案をコンセプトにして選ばれた水「FROM ATHLETES」活性酸素を抑制する「保水性抗酸化水」です。
アスリートにとって”安定したパフォーマンス”を常に発揮できるカラダをつくるには【飲む水】を選ぶ事が大切です。
『水の聖地白馬』の水和ケイ素水に、オーブスの技術により微量ミネラルをブレンド。
アスリートだけではなく、現代人に不足しがちな栄養補給がスムーズに出来るよう開発されています。
身体への浸透力・融和力の水ががあれば、ほかの成分が不足してる方にも最高のパフォーマンスを発揮できると考えています。
森の水だより
「森の水だより」の採水地は一か所では無くいくつかありますが、今回は富山県砺波平野を検証してみました。
採水地で汲み上げその場でボトリングする「採水地パック製法」を採用しています。
飲んだ後味に甘みと苦みがバランスよく感じられるのが特徴で、身体にすっと溶け込むようなキレのある味わいが特徴です。
安くて美味しいと評判、ネット上の口コミも高評価すが、「臭みがある」と気になる人もいるようです。
おいしい水 富士山 アサヒ飲料
全ての生命の源は『水』、私たちの毎日になくてはならないもの。子供たちの未来の為に大切にしたい!これがアサヒ飲料の想いです。
長い時間をかけて、とぎすまされた深井戸水。大地が作ったこのきよらかな水を、直接くみボトリングしています。
富士山麓の水は、標高の高いところから長時間かけてろ過され、火山岩から程よいミネラル分が溶け出した、軟水となっています。
アルカリイオンの水 キリンビバレッジ
地下約100mから汲み上げた天然水を、アルカリイオン化。ミネラルバランスのよいPh8.8~9.4の、まろやかで口当たりのよい軟水です。
「アルカリイオン水」は循環備蓄(スマートストック)を推奨しています。賞味期限が来る前に消費、その分を追加で補充、災害の為だけでなく無駄をなくす暮らしを目指します。
飲みやすい軟水なので、朝起きた時や食事中、運動時だけではなく、お料理にも大活躍します。
ご飯を炊く水に使えば、ふっくらした美味しいご飯が炊きあがります。
カークランドシグネチャー スプリングウォーター
コストコブランドのミネラルウォーター「カークランドシグネチャー スプリングウォーター」です。
硬度が115mg/lで中硬水となっているので、飲み慣れるまでは違和感を感じる人もいるかと思います。
口に含むとさっぱりとした中にも甘さを感じられ、飲みこむ時に若干の重みを感じる、国産の水には無い独特の風味が舌に残ります。
容量が500mlx40本パックだったのが、600mlx30本になり2Lも減ってしまった割に、価格はさほど安くなって無いのが残念です。
硬水の水のおすすめ商品5選!
それでは次に人気のある「硬水」を5つご紹介します。
硬水はやはり海外の物がほとんどになりますが、国産のモノもご紹介しています。
健康の為、美容の為に硬水を飲んでみようか・・・と、検討している方の選ぶヒントになるかと思います。
硬水には「スパークリング」炭酸水が含まれてきます。チャレンジしてみてはいかがでしょう?
エビアン 伊藤園
フレンチアルプスの大自然に育まれ、ミネラルバランスのいい硬水、EU の厳しい基準をクリアし世界140か国で愛されている、ナチュラルウォーターです。
本当の意味での「自然な」ナチュラルウォーターの秘密は「地域の人達と協力して行う」水源保護にあります。
フレンチアルプスから採水地の泉まで、人と自然の力であらゆる汚染から保護された自然の中でゆっくり磨かれていきます。
2020年3月からはの日本でも「エビアン」のボトルをリサイクルプラスチックを採用ボトルにし、ラベルレスにも取り組んでいます。
SOLAN DE CABRAS (ソラン・デ・カブラス)
スペインの大自然から採水した上質で硬度の高い、ミネラルウォーターです。
長い歴史を通り1997年に、光が当たる事で変質するのを防ぐ為に330mlのブルーペットボトルが採用されました。
その後、レストランやバル向けに、クリスタルのブルーボトルを発売、のちにブランドシンボルとなりました。
ミネラルウォーターだけでなく、すっきりとした炭酸の「スパークリング・ウォーター」も発売され人気です。
シリカシリカ
人工的にミネラルを添加した水と違って、大自然のミネラル成分を豊富に含んミネラルウォーターが「シリカシリカ」です。
カルシウムとマグネシウムの含有率が「黄金比率」なシリカシリカ、パーフェクトな成分・機能・美しさを誇る水です。
霧島連山で採水される97mg/lの中硬水、希少ミネラルも高濃度で配合。自然のままなの状態でありながら奇跡のバランスを保っている水と言えます。
コントレックス
カルシウム・マグネシウム等が豊富に含まれた、ナチュラル・ミネラルウォーターです。
コントレックスの水源エリアでも、農薬や化学肥料の使用を禁止、汚染リスクを防ぐ処置など厳格な管理で水源を守っています。
様々なシーンで飲料をして頂けます。起床時、運動後やお仕事中の乾燥対策に。特徴ある飲み口が苦手な方は、レモンを絞ったりして頂いて飲用してください。
GEROLSTEINER(ゲロルシュタイナー)
ドイツ西部の「ゲロルシュタイン」で採水された、天然の炭酸水です。
天然のミネラル成分がバランスよく含まれ、すっきりきめの細かい強めの炭酸水です。
超硬水のゲロルシュタイナーを飲料すると、ダイエット中に不足しがちな主要ミネラルをカロリー気にせず効果的に摂取できます。
食事やワインと合わせるテーブルウォーターとしてだけでなく、起床時に飲む事で身体を目覚めさせる為に飲むのが人気になっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
水にはミネラル成分の量によって「硬水・軟水」に分けられ、メリット・デメリットがある事が理解して貰えたでしょうか?
軟水の特性を利用してお料理に使ったり、赤ちゃんミルク用に準備したり、硬水の特性を利用し便秘解消してみたりと、うまく使い分ける事が大事です。
自分の生活に、体調に合わせて、ナチュラルウォーターにするのか、スパークリングにするのか決めるのも楽しいでしょう。
この記事を読んで、水を選ぶ機会が増えてくれたら嬉しいです。
コメント