まず、肌荒れは自己判断せずに医療機関を受診しましょう。大きな病気が潜んでいる可能性があります。
それらをご理解のうえで、セルフケアする方法をまとめていきたいと思います。
なかでも最も大切なことは「ナチュラル成分を謳う製品を避ける」ことです。
- トコフェロール
- フェノキシエタノール
- 香料ミックス
- 安息香酸
- 安息香酸ナトリウム
- リモネン
- リナノール
具体的には上記がかぶれやすいと報告があります。どんなものを選べば良いのか分からない方はご覧ください。
肌荒れにおすすめな美容液の選び方
いま現在で、「肌荒れを改善する美容液」は存在しません。様々な成分で研究が行われている最中で、効果が示されたものは医薬品として扱われているのが現状です。
よって、本当に皮膚トラブルで悩んでいる場合は病院を受診するしかありませんが、それ以外で出来ることをまとめていこうと思います。
ここでは肌荒れしにくいもの、肌荒れしたときの対処法をメインに解説していきます。
医薬部外品のニキビ有効成分が入ったものを選ぶ
主にニキビに効果があるものは、ピーリング薬と抗菌薬の2種類です。
医薬部外品ですと、サリチル酸やグリコール酸などを使ったケミカルピーリングが一般的です。ゆえに、ニキビに有効な成分が入った美容液はございません。
しかし、保湿剤を上手に使うことができればニキビの症状を改善することは可能で、そのためには「ノンコメドジェニック」と「オイルフリー」であることが重要です。
特に「ノンコメドジェニックテスト済み」と書かれている製品を選ぶようにしてください。
肌に優しい成分が配合されたものを選ぶ
肌荒れが起こりやすい人は、ニキビの場合とは異なり徹底的に刺激を避けることが求められます。
- アルコール
- カンフル
- 香料
- グリコール酸
- 乳酸
- メントール
- ラウリル硫酸ナトリウム
- 尿素
具体的には上記の成分を、除外します。
- ローションやゲルよりクリームを選ぶ
- 収れん化粧水やふきとり化粧水は厳禁
上記の選び方も重要となっております。
また、使用時は必ずパッチテストを行うようにしてください。そのうえで、「テスト済み」の日焼け止めなどで日中のケアを行うと良いのではないでしょうか。
プチプラや市販で買えるものなど継続がしやすいものを選ぶ
ケミカルピーリングを除いて、肌荒れに効果があるものは医薬品であり市販に売っているものはほとんどありません。
しかし、ニキビや酒さに効果が期待できるものがあり、それは「ナイアシンアミド」と「アゼライン酸」です。
日本製にこだわらなければ、ナイアシンアミドは安く購入できるためプチプラとしても優秀です。
ただし、アゼライン酸の方が万能であるため、どれを選ぶかは予算にもよることでしょう。
肌荒れにおすすめな美容液ランキング7選!
肌荒れにおすすめな美容液はたくさんあります。
そこでここでは肌荒れにおすすめな美容液を7つ厳選してご紹介いたします。
夢水肌パーフェクトエッセンス
とにかく「水」にこだわったブランド。現代科学では分析できない「水の働き」が、あらゆる状態を改善するという一線を画したスゴい製品です。
一般的に考えれば、肌荒れやアレルギーなどの皮膚トラブルのリスクは極めて高いですが、独自製法の「高密度安定純粋」が全てを解決します。未知の微量元素を独自配合することにより、個別パターンに適合させているそうです。
有効性と危険性を度外視すれば、これほど良い製品はこの世に存在しません。肌荒れが気にならない肌を目指したい方は、ぜひ自己責任でお試しください。
Cos De BAHA AZセラム
韓国コスメで人気の「アゼライン酸」が含まれている美容液。アゼライン酸はご存知の通り、海外で酒さとニキビの治療薬として使用され、肌荒れにも一定の効果が認められています。
こちらの製品には有効成分が10%しか配合されていないため、有効性は不明ですが、美容大国の力を信じるしかありません。ついでに「ナイアシンアミド」も入っているので、可能性はあるかもしれません。
少なくとも、どちらも有害事象が起きにくい成分ですので安心して使えそうです。
The Ordinary Niacinamide 10% + Zinc 1%
こちらは必要十分量のナイアシンアミドを含有した製品として、最強のコスパを誇るプチプラ美容液です。
Lookfantasticから購入すれば、2023年1月現在で1本30mlが800円です。
一般的な使用例でいえばアゼライン酸に劣るものの、肌荒れへの有効性と、ヒトを対象にした安全性にはエビデンスがありますので、安心してお使いいただけます。
気軽に試せるため、皮膚トラブルでお悩みの方はどうぞ。
エファクラ ピールケア セラム
こちらはアットコスメのナイアシンアミド美容液では上位にくる製品です。
上記と同じく、肌荒れへの有効性や安全性はお墨付きですが、含有量が明記されておらず効果は不明です。
ノンコメドジェニックやアレルギーテストが行われており、ピーリング成分も入っているため、サポート役としては有用でしょう。ただし、ピーリングは補助的な扱いなので、一般的なケミカルピーリングとは違います。
目立って優良ポイントもないですが、オールラウンドに使用できるため、好みであれば使ってみても良いかもしれません。
オルビス リンクルブライトセラム
こちらも同じくナイアシンアミドを有効成分とした美容液。
上記同様に、肌荒れへの有効性や安全性は確認されておりますが、含有量が明記されていないため効果のほどは不明です。
アレルギーテスト済みですが、ノンコメドジェニックではないため注意が必要です。今までのものとは違いクリームタイプなので、こちらが好みの方もいるかもしれません。
市販品の中でも目立って悪いところもないため、自分の肌にあえば使ってみるのはありです。
DEW リンクルスマッシュ
こちらも同じくナイアシンアミドを有効成分とした美容液。
上記同様に、肌荒れへの有効性や安全性は確認されておりますが、含有量が明記されていないため効果のほどは不明です。
皮膚トラブルのテストを行なっておらず、香料も含まれるため、敏感肌やニキビ肌の方は気をつけた方が良いでしょう。クリームタイプが好きな方には良いかもしれません。
デパコスとしても購入できるため、試供品などで試してみると良さそうです。自分の肌にあえば使ってみるのはありですね。
ロート製薬 ディーアールエックス® AZAクリア®
こちらは韓国コスメと同じでアゼライン酸が主成分となっており、ナイアシンアミドよりも使用用途が広く、使用例も多くなっております。
肌荒れへの有効性と安全性は問題なく、困ったらとりあえずこれを選んでおけば良いと言える美容液です。
残念ながらドラッグストアでは買えないため、ECサイトで購入をご検討ください。クリニック専用ではあるものの、一般的な通販サイトで買うことができるのも嬉しいところ。
皮膚トラブルでお悩みの方は、まずはじめにこちらの製品を試してみるのが良いと思われます。
おすすめな化粧品ブランド3選も紹介!
ここでは、3つの人気ショップをご紹介します。それぞれに個性があり一長一短、
- ジョンマスターオーガニックは、肌の抗酸化にフォーカスしている
- ロベクチンは、刺激の少なさ
- Shunlyは、香りなどの付加価値
というラインナップになっており、自分の好みで選んでみてください。
ジョンマスターオーガニック(P&Lコンセントレイトフェイスセラム )
エイジングケア(年齢に応じたお手入れ)に特化しており、抗酸化物質を主要な成分としています。
現状では抗酸化成分を素肌に塗布することで得られるメリットを示すデータはほとんどないのですが、「酸化ストレスから保護する」という役割は期待ができます。
しかし、食物由来のものを多く使用していることから、アレルギーを発症してしまうリスクは注意しなければなりません。
同じくオーガニック成分は、もともとアレルギーや肌荒れを起こしやすいため、パッチテストなどをして自分の肌との相性をチェックしてみてください。
いまよりもう一歩先のスキンケアを目指したい人におすすめです!
ロベクチン(エッセンシャル フェイスオイル)
低刺激で、敏感肌や乾燥肌に向けた製品となっております。
全成分の3番目に「グリセリン」がきていることから、一定の保湿力は期待できますが、ニキビ肌の人には不向きである可能性があります(基礎研究の段階)。
ナイアシンアミドには一定の評価があり、ニキビの治療や色素沈着、肌荒れの改善に使用されています。しかし、本製品には含有量が記載されていないため内容量が不十分である可能性があります。
なお、「EMGグリーン評価」と謳われておりますが、EMGの評価には賛否あり「最新の科学的な知見を基に評価がなされていない」とされているため注意が必要です。
アセチルヘキサペプチド-8についても大きな危険性は報告されていないため、さまざまなものを試したい方におすすめです!
Shunly(B,C,E+FA Treatment)
さまざまな要素を詰め込んだ全肌対応の製品です。名前の通り、ビタミンB・ビタミンC・ビタミンE・フェルラ酸が含まれます。
詳細な情報がなく不明確なところが多いため自身の肌で直接試してもらうしかありません。肌荒れに有効な成分も特に見当たりません。
ビタミンCのアスコルビン酸はピュアなので不安定であり酸化も懸念されます。その他のビタミンについても効果はほぼなく、紫外線や乾燥ダメージを軽減するほどの有効性は示せてはいません。
フェルラ酸に関しても、理論上は酸化ストレスを減らしてくれるかもしれませんが、不明です。
とにかく新しいものが好きで、リスクを気にせずお使いいただける方におすすめです!
まとめ
以上をまとめると、
- 肌荒れを起こしたら、まずは医療機関を受診
- それが無理なら、医薬品と保湿で耐える
- 最終手段は、アゼライン酸かナイアシンアミドを使う
となります。
冒頭でもあるように、肌荒れには様々なリスクが潜んでいる可能性があるため、自己判断は避けておいた方が無難です。
試してみる順番としては、アゼライン酸を初手、ナイアシンアミドを次点としておけば大丈夫です。皮膚トラブルでお悩みの方は参考にしてみてください。
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