皆さんは水にも種類があることを知っていますか?例えば、最近耳にする「アルカリ水」。
大手メーカーも数多く販売しており、スーパーでもよく見かけます。
「気になるけど怪しそう…」「飲んでどんな効果があるの?」「たくさん種類があるけど選び方は?」と思いますよね。
実は、アルカリ水は「きちんと効果が認められている」水なんです。
同じ水だったら体に良くて効果があるものを使いたいですよね。
効果や選び方は後ほどまとめていますので、ぜひ一緒に見ていきましょう。
アルカリ性だと何がいいの?
早速ですが、アルカリ性の水はどこが良いのでしょう?
結論から言うと、「飲んでも料理に使っても良いことがある」ところです。
厚生労働省の調査でも、「アルカリイオン水は軽度の胃腸症状の改善に有効」とされ、飲んだときの効果が認められています。
料理につかえば、ほうれん草・ブロッコリーなどの変色防止や、煮込みに使うことで肉をやわらかくする効果があるようです。
飲んでもよし、料理してもよし!と、いい事ばかりですね!
「軽い胃腸の症状がある方」「料理に使う水にこだわりたい」方に特におすすめですね。
有名なのはアルカリイオン水
「アルカリ」と聞いて小学校の理科を思い出す方もいるでしょう。
そうです、そのアルカリのことです。ここで言うアルカリ水とは「アルカリ性の水」のことですね。
アルカリ性の水の中でも「pH9〜10」つまり「弱アルカリ性」にあたるものを特に「アルカリイオン水」と言います。
アルカリイオン水は、「アルカリイオン整水器」という機械で水を電気分解して生成します。
原産地が記載されているものは、天然の水を採取して電気分解したものが売られているということですね。
電気分解によって「水素」や「水酸化物イオン」が発生し、これらが水の「pH」をアルカリ性に傾けています。
市販されている「アルカリ水」はほとんどが「アルカリイオン水」であると思って良いでしょう。
胃腸の不調の改善に!
先ほども書いたとおり、アルカリイオン水は「軽度の胃腸症状の改善に有効」と厚生労働省からのお墨付きがあります。
特に「胃もたれ」「慢性の下痢」などの改善に効果があるとされています。
なぜこのような効果があるかは現在も不明ですが、一説によると胃酸などによる症状にはアルカリイオン水の「pH」と「水素」が関与しているとする仮説があるようです。
アルカリイオン水は手軽にとれるので、「ちょっと胃がもたれやすい」方や、「下痢になりがち」の方に特におすすめです。
ただ、あくまでも持病がある方は治療を優先してくださいね。
医薬品のような即効性はない
そんなアルカリイオン水ですが、残念ながら医薬品のように「飲んだらすぐに効く!」といったような即効性はありません。
ですが、1日に飲む量には注意した方がいいようです。
効果を確認するための臨床試験では1日に「500mL〜1000mL」で試験をしたため、この量を目安に飲むといいでしょう。
1日に500mLのペットボトルを1~2本ですね。これくらいなら飲めそうです。
そして何より「毎日のむ」ことを心がけましょう。
すぐに効果が出なくても、毎日少しずつ実感できるようになるでしょう。
そして何より「買いだめ」ができたり、他の人に分けてあげられるのは医薬品にはないメリットですね。
アルカリ性軟水の選び方
ここまで「アルカリイオン水」の効果やはたらきについて見てきました。
厚生労働省のお墨付きがあったことで、疑わしさはかなり減ったのではないでしょうか。
ここからはアルカリイオン水はどのように選べば良いのかを見ていきます。
「味が自分に合うものを選びたい」「少しでも胃に優しいものを選びたい」方は特にしっかり見ていきましょう。
はたらきに関わる「pH」飲みやすさに関わる「硬度」についてさっそく見ていきたいと思います。
PH値で選ぶ
アルカリイオン水の「pH」での選びかたです。
結論から言うと、はじめのうちはpH8ほどの、「中性に近いpH」のものを選びましょう。
アルカリ性はpHが7に近づくほど弱く、14に近づくほど強くなります。
特にはじめの頃はいろいろな消化器症状が出ているかもしれないので、アルカリ性が弱い「pH8くらいのもの」を選びましょう。
飲み始めて問題なければだんだんpH9~10くらいのものに変更しましょう。
商品によってpHが異なるので表示をよく確認するようにしてくださいね。
硬度で選ぶ
次に、アルカリイオン水の「硬度」での選びかたです。
結論からいうと、「硬度が低いもの」を選びましょう。
硬度とは、「水に溶けているカルシウム・マグネシウムの量」を表したもので、WHOの基準では「硬度が0から60までを軟水」と定義しています。
日本で採取される水はほとんどが「軟水」であり、多くの人になじみがあると思います。
軟水の方が口当たりがやさしく、まろやかに感じますし、普段飲みなれているので違和感も少ないでしょう。
長く続けることを考えると軟水の方が無理なく飲み続けられるのではないでしょうか。
初めは中性に近いPH値から試してみる
先ほども書きましたが、初めは「中性に近いpH」から飲み始めることをおすすめします。
アルカリイオン水は飲みつづけることが大事ですが、続けるのであればなおさら「自分の身体にあった」ものを選びたいですよね。
初めは無理をせず、「中性に近いpH」のものを選びましょう。
しかし調べてみて気づきましたが、意外とパッケージにpHの記載がないことも多く、調べてもわかりにくいこともしばしばでした。
そこであなたに変わって、pHや硬度、産地などをまとめてみました。ぜひあなたにあった水を見つけてみてください。
市販のアルカリ性軟水おすすめ7選!
ここまでで解説したように、「アルカリイオン水」には「pH」「硬度」などで様々な種類があります。
探すのが大変だからと、検索して初めに出てくるものを試すだけではもったいない。あなたが見ていない次のページに一最高の出会いがあるかもしれません。
私が探してまとめた「アルカリイオン水」のリストを見てからでも買うのは遅くないと思います。
おすすめの7選をご紹介します。ぜひあなたにあったものを探して見てください。
キリン アルカリイオンの水
毎日を生きるからだのために、大自然が育んだ天然水をアルカリイオン化しました。
まろやかな口あたりとすっきりとした味わいで、からだにすっとしみわたる軟水です。
金城の華 純天然のアルカリイオン水
島根県金城の華で、数百年の歳月をかけて大自然のフィルターにろ過された弱アルカリ性、純天然のアルカリイオン水。
外気にふれぬよう地下数百メートルからくみ上げて、ボトリングしました。
非加熱で安心・安全、溶け込んだミネラル成分やおいしさは、自然のままです。
かぞく想いの天然水
安心・安全でやさしい天然水を選んでほしい。
そんな思いからつくられた「かぞく想いの天然水」。
島根・金城の花崗岩下300mからくみ上げた、身体への負担が少ない硬度40~50mg/Lの軟水です。
ご家族の健康のために、体にやさしい水を選んであげることが大切です。
温泉水99 天然アルカリイオン水
「温泉水」は、鹿児島県垂水温泉から湧き出す天然水です。
桜島火山帯地下750mという水源から湧き出す天然水は、毎日毎日厳しい衛生管理を行い、pH9.9、硬度2以下という世界最高品質の水です。
水量に限りがある希少な天然水ですので、まさに「幻の水」です。
赤ちゃんの純天然アルカリイオン水
雨水が地上に降った後に、いろんな地質層や岩石層の狭い隙間に浸み込み、ミネラル成分を溶かしこんで、長い年月をかけてろ過された水なので、安心して飲んでいただけます。
pH8.2〜8.4の弱アルカリ性で硬度40~50mg/Lの軟水です。
天然アルカリイオン水「奥飛騨原水 」
奥飛騨のブナ原生林に降った雨や雪が、日本最古の飛騨変成岩の地層をくぐり抜け、湧き出した水。
シリカ、サルフェート、炭酸水素イオンが多く含まれ、軟水で、まろやかな味が特徴な天然アルカリイオン水です。
薬剤師のおすすめ アルカリ天然水
水は命の源。だから味や成分はもちろん、採水地や品質にもこだわりたい。
島根県西部に位置する金城町は森林面積が84%と豊かな自然が育まれており、地元では昔から良質の温泉地帯としても親しまれています。
その恵まれた環境の中、大自然のろ過作用により高品質のアルカリ天然水が作り出されます。
「炭酸水素イオン」や「シリカ」「サルフェート」など、天然の希少ミネラルもバランスよく含まれています。
まとめ
今回はアルカリイオン水について解説していきました。
アルカリイオン水とはpHが9~10の電解水で、胃もたれや下痢などの症状の改善に効果的でした。
まずは中性に近いマイルドなものから始め、だんだんと自分にあったものを探しましょう。
即効性はないので飲みつづける必要があり、口当たりがまろやかで馴染みのある軟水がおすすめでしたね。
ここまでいかがでしたでしょうか?
あなたにあったアルカリイオン水で、もっと内側から健康になっていきましょう!
コメント