普段から何気なく与えている飲料水ですが、実は水道水とミネラルウォーターとでは大きな違いがあります。
どうせ与えるならやっぱりいいものを与えてあげたいと考えるのが親心ですよね。
いいものを与えることで愛犬の健康などにもいい影響を与えることができます。
なので今回は愛犬家の方向けに、愛犬におすすめのミネラルウォーター5選や水道水との違いなどについてお伝えしたいと思います。
犬にミネラルウォーターを与えても大丈夫?
どんなミネラルウォーターを与えればいいのかについてですが、犬には硬度が低いものを与える方が安心です。
ただ、与える上での注意点や与えてはいけない犬もいるのでそのあたりについて少しお話しします。
硬度が低くければ大丈夫
どんなミネラルウォーターを与えればいいのかについてですが、犬には硬度が低いものを与える方が安心です。
硬度とは水1Lあたりに含まれるマグネシウムとカルシウムの量を表す度数で、WHO(世界保健機関)が定める基準では、硬度120mg未満が軟水、硬度120mg以上が硬水とされています。
この【硬度が120mg以下のもの=軟水】を与えたほうが、病気や体調不良のリスクを軽減することができます。
日本は軟水が採れやすい国なので、日本に住んでいる人間や動物は日常的に軟水を摂取していることが殆どです。
病気の犬にはおすすめできない
ただ、ミネラルウォーターには注意点もあります。それは病気の犬にはおすすめできないことです。
なぜかというと、ミネラル分を多く含む硬水が尿結石という結石が尿の通り道にできて痛みを伴ったり、排尿できないといった症状の病気を引き起こす可能性があるからです。
そのほかにも、下痢や軟便などにもなりやすくなってしまいます。
ミネラルウォーターならどんなものでもいいと思われがちですが、犬に与えるときは軟水、特に硬度60mg以下のものを与えた方が安心です。
どうしても病気の犬にミネラルウォーターを与えたい場合、犬用のミネラルウォーターにすれば体に負担のかからない硬度のものを与えることができます。
水道水との違いとは?
水道水とミネラルウォーターには成分や検査基準において様々な違いがあるので、ここで少し解説します。
まず、品質基準の違いについて。水道水はミネラルウォーターより高い基準の検査が義務づけられており、一見すると水道水のほうが安心なのでは?と思うのですが、
ミネラルウォーターの販売会社独自で水道水質基準以上の検査をしている会社がほとんどなので、品質についてはミネラルウォーターでも十分に安全なものと言えます。
次に、気になる成分や身体への影響について。こちらは冒頭でも触れた通り、軟水か硬水かの違いがあり、作用する内容も変わってきます。
日本の水道水のほとんどが軟水で、とても口当たりのいいものになります。
ミネラルウォーターは硬水から軟水まで様々あり、硬水の場合、少し口当たりが重く苦いので慣れが必要ではありますが、人体に必要な4大マグネシウムや骨の形成に欠かせないカルシウムなどが入っているので人体に必要な栄養素を水から摂取できるメリットがあります。
犬用のおすすめミネラルウォーター5選!
愛犬にミネラルウォーターを与えてもいいのは分かったけど、実際にどのミネラルウォーターがいいの?と悩まれる方もいらっしゃると思いますのでここからは犬用のおすすめミネラルウォーターを5つご紹介します。
GEX アクティア ペットウォーター
ピュアクリスタルなどの、ペット用自動給水器でも有名なジェックスが販売している犬用の天然水です。
天然水(ナチュラルミネラルウォーター)とは、ミネラルウォーターのうち地中でミネラルが溶解したものを指し、ろ過や沈殿、加熱殺菌以外に処理を行っていない水のことです。
硬度も、19mg/lと超軟水で愛犬の体にやさしい飲料水となっているので安心して与えることができます。
アース・ペット ペットの天然水 Vウォーター
アースペットが販売するペット用の天然水です。
伊豆天城山系の地下水脈より採水した水を使用しており、硬度は約30mg/lと軟水、天然ミネラルの一種であるパナジウムと呼ばれる哺乳類の健康維持に必要な微量元素が含まれています。
バナジウム配合の天然水を大量に摂取し過ぎると体に悪影響を及ぼす可能性もあるため、注意が必要です。
アサヒ おいしい水「六甲」「富士山」
アサヒの天然水は、西日本では「アサヒおいしい水六甲」、東日本では「アサヒおいしい水富士山」として販売されてます。
硬度は六甲が32mg/l、富士山が30mg/lとなっており、いずれも軟水に分類されるので、犬に飲ませても問題ない飲料水といえます。
サントリー南アルプスの天然水
コンビニやスーパーなどでもよく見かける飲料水なので「持ってきた飲料水がなくなった」というような緊急事態にもすぐに対応できます。
硬度は約30mg/lと軟水に分類されます。
この硬度は、日本で販売されているミネラルウォーターの中でもトップクラスの低濃度であることから、犬に与えても問題ないといえます。
いろはす
こちらも南アルプスの天然水と同様に、コンビニやスーパー、自動販売機など様々な場所で見かける低価格でカジュアルなパッケージが特徴の「いろはす」も軟水に分類されます。
その採水地が複数あるため、硬度は27mg/l~40mg/lと幅があり、一見すると与えても大丈夫なの?と思われますが、最大硬度も40mg/lと軟水の分類に入るため、比較的安心して与えることができます。
人間用のミネラルウォーターを与えても大丈夫?
犬なので人間用のミネラルウォーターを与えるのはちょっと・・・と考えられる方もいらっしゃるかと思いますが、人間用でもしっかりとした品質基準を満たしており、硬度が120mg以下のものであれば安心して与えることができます。
ミネラルウォーターには必要な栄養成分のカルシウムやマグネシウムなどが入っており、適切な量を与えれば、愛犬の健康寿命にも繋がるので是非与えていきたい飲料水といえます。
まとめ
愛犬に与える飲料水はミネラルウォーターでも大丈夫なのか、水道水とどのような違いがあるのかについてお伝えしてきました。
普段の食事ではなかなか補えない大事な栄養素をしっかりと取り入れられるミネラルウォーター。
犬の平均寿命は10-15年と短いので、体にいいものを取り入れ、少しでも長い間楽しい時間を過ごしていきたいですね。
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