店頭で販売されている「ミネラルウォーター」には、様々なものがありますよね。
「水って味が無いし、そんなに違いってあるのかな?」…いえいえ、ちゃんとあるんです。
ミネラルウォーターと一口にいっても、含まれている成分や採水地、価格などで大きな違いがあり、実は奥が深いんです!
この記事を読めば、違いを見分けながらミネラルウォーターを選ぶことが出来ますよ。
数あるミネラルウォーターの中から、おすすめのミネラルウォーターについてもご紹介します。それではご覧下さい。
軟水とは?
ここでは、ミネラルウォーターの中でも「軟水」という種類の水について解説していきます。
軟水とはどんな水なのか?その定義や見分け方、軟水を飲むとどんな効果や働きがあるかが、これを見ればバッチリですよ!
軟水の定義
水には「硬度」といって、含まれているミネラル量によって段階があります。
硬度(ミネラル量)が低いものから「軟水」「中硬水」「硬水」と分類されます。
WHO(世界保健機関)の基準によると、1000ml中にミネラル量が0~60㎎未満の水を軟水と位置付けています。
日本で出回っている多くの水や、水道水がこの「軟水」にあたります。
その軟水の中でも硬度が低いものから高いものまで様々なものがあります。
硬度が低いと口当たりがさらっとしていて飲みやすく、反対に硬度が高いものはミネラル分などの栄養素が豊富に含まれます。
軟水の効果・効能とは?
軟水を飲むにあたって、気になるのがその効果ですよね。
料理に使うときに嬉しいメリットがあります。
ミネラル分が豊富な硬水は、料理に使用するとその風味が強く出てしまうことがありますが、軟水はシンプルな味付けの料理でも味の邪魔をすることなく仕上がります。
一方で、軟水はミネラル量が少ない水なので栄養補給として摂取する方には不向きです。
軟水はどんな人におすすめ?
先に述べた通り、軟水はミネラル分が少ない水です。
そのため、肌や髪をいたわりたいという方には軟水がおすすめです。
硬水だとミネラル分が肌や髪に多く残ってしまうため、肌トラブルの原因になってしまったり髪がギシギシしてしまいます。
海外旅行に行って水が合わなかった!という話はよく耳にするでしょう。
また、胃腸が弱い方には軟水の方が適しています。
硬水を摂りすぎると体の中でミネラル分を上手く処理できず、胃腸への負担が多く掛かってしまいます。
お腹を下しやすい方は軟水で水分補給をする方が安心ですね。
同じく、乳幼児にも軟水がおすすめです。
大人よりも胃腸が成熟していない乳幼児にとって、ミネラル分の多い硬水は身体の負担となります。
赤ちゃんのミルク作りにもお湯が欠かせませんが、ミルクは赤ちゃんに必要な栄養バランスが整えられて配合されているため、硬水を使うと栄養に偏りが出てしまう可能性が高いです。
雑味の少ない軟水の方が子どもも飲みやすいでしょう。
軟水のミネラルウォーターおすすめ7選!
ここまで、軟水の効果やおすすめするポイントについてご紹介してきました。
ここからは、筆者が特におすすめする軟水を7つご紹介します。
水の違いがあまりわからない…という方、飲み比べをしてお気に入りの水を探したい!という方は、この章をチェックすればあなたにぴったりな軟水に出会えるかも…♪それではご覧下さい!
FROM ATHLETES(フロムアスリート)
体育大学の教授との共同開発で生まれた「フロムアスリート」。
日本アルプスの山間部・自然豊かな白馬村で採取された水に、体になじみやすい配合でミネラルをブレンドした軟水です。
この水は硬度が55度あり、軟水の中でも硬度が高いものになります。
そのため、軟水の飲みやすさはありつつ、ミネラル等の栄養補給も手軽に出来る、良いところ取りの軟水です。
水分補給を目的とした方だけでなく、日頃から運動などで体作りへの意識が高い方にもおすすめです。
ゆきのみず
「ゆきのみず」は、北海道にある大雪山連邦のお膝元・上川町で採れた水です。
上川町はその水の綺麗さから美味しいお米やお酒の名産地としても評価が高い町。
そんな場所で採れた「ゆきのみず」は、ミネラル分の調整や加工を一切行っていない、北海道の美味しい水をそのまま味わえる水です。
平均的な水よりも若干価格は高めですが、甘みがあり常温で飲んでも美味しいです。
軟水の中でも硬度は高いですが、癖がなく飲みやすいという声が多かったです。
森の水だより
「森の水だより」はコカ・コーラ社から発売されています。
採水地は北海道・富山・奥羽山脈・霧島山麓・日本アルプス・大山山麓の6地点。
コスパがよくリピートしやすい点も人気の理由の一つでしょう。
ただ、ウェブサイトを見ると2ℓサイズの販売ばかりが多く見られ、500㎖のペットボトルでの販売がほとんどありませんでした。
持ち歩き用としては不向きなので、家庭用として購入することをおすすめします。
硬度27とミネラル分が少ない上、大容量で美味しいことから、飲料用だけでなく料理用にも気兼ねなく使えるお水になっています。
美陽堂の水
おしゃれなパッケージが目を引く美陽堂の水は、完全国産の飲料水です。
美容と健康を水から考えているブランドで、ショップで販売している商品はミネラルウォーターのみというこだわりっぷり。
このお水、美容関係の仕事をしている筆者の先輩達も愛飲しているんです!
基本的に楽天等の通信販売が主なので気軽に1本だけ試すということが出来ないのは難点ですが、ミネラル成分の「シリカ」を配合しており美容や健康のために水を飲む方にはおすすめしたい1品です。
ボルヴィック
ボルヴィックはフランスのナチュラルミネラルウォーターのメーカーです。
硬度の高い水が主流のヨーロッパでは珍しく軟水を取り扱っています。
現在は日本での販売が終了してしまったため、手軽に入手することが出来なくなったのが残念…
海外の水=飲みにくいという印象を持つ方は少なくないですが、ボルヴィックは飲みやすさからリピートする方が多いです。
また、海外の水は価格が高いものが多い中、比較的安価で手に入れられるのも嬉しいポイントです。
サントリー 天然水
こちらはスーパーやコンビニ、自動販売機等で見かけた方も多いのではないでしょうか?
何といっても流通規模が広く、安定して手に入れることが出来ます。
ろ過・沈殿・加熱殺菌以外の処理を加えず、自然のままの水が飲める安心の1品です。
こんなにおいしい水が手軽に手に入れられる日本、なんて最高なんでしょう…!
サントリーから発売されている天然水は①南アルプス、②北アルプス、③奥大山、④阿蘇の4つがあります。
それぞれ、硬度が①約30㎖/l、②約10㎖/l、③約20㎖/l、④約80㎖/lと差があるので、お買い求めの際はご注意を。
クリスタルガイザー
最後は米国発の軟水「クリスタルガイザー」です。
赤ちゃんのミルク作りにも適していることから、クリスタルガイザーは全国の産院で調乳指導や母親学級で使われているそうです!
老若男女問わず飲めるのはとても安心できるポイントですね。
私自身はあまり気になっていませんでしたが、キャップが開けにくい、飲み口が浅く飲みにくいという声もありました。
サイズ展開は、310㎖、500㎖、700㎖と豊富にあります。
まとめ
今回はミネラルウォーターの中でも軟水に注目し、その特徴やおすすめの軟水をご紹介しました。
人間の水分量は約60%といわれています。体の大部分は水でできているのです。
せっかく体に取り入れるのなら自分が気に入るものを、体になじむものを選んでみてはいかかでしょうか?
あなたにピッタリの軟水に出会えることを心から願っています!
コメント