様々な種類があるミネラルウォーター。皆さん、なんとなく選んでいませんか?
実はミネラルウォーターにはタイプがあり、特長や味わい、体への働きかけも全然違うのです。
今回は、ミネラルウォーターの種類の紹介、何が違うのかを比較しながらおすすめの商品10選をご紹介します。
硬水と軟水の違いとは?
ミネラルウォーターは、その中に含まれるミネラル量によって分類されます。
その分類する基準を「硬度」といいます。
ミネラル量が多い水は「硬水」、少ない水は「軟水」と呼ばれます。
この章では、硬水と軟水の基準や特徴をそれぞれ解説します。
それぞれの水の違いを詳しく知りたい方、自分に合う水はどちらなのかを知りたい方は要チェックです!
硬水の定義
ミネラル量が多く含まれている水を「硬水」といいます。
WHO(世界保健機関)の指標では、1,000㎖の水に対しミネラル量が180㎎/l以上含まれている水を「硬水」としています。
硬水はミネラル分が多く含まれるため、飲み口は重ため。ザラっとしたり引っかかるように感じる方もいるようです。
飲み慣れていないと少し苦みを感じるかもしれません。
軟水の定義
一方軟水は、ミネラル分が少ない水を指します。
WHO(世界保健機関)の指標では、1,000㎖の水に対しミネラル量が0~60㎎/l未満の水を「軟水」としています。
日本国内の水道水の多くや、流通しているミネラルウォーターは軟水です。
軟水はミネラル分が少ないので、さらりとしたのど越しでゴクゴクと飲めます。
硬水と軟水はどっちがおすすめ?
硬水と軟水ではミネラル量が全く違うため、目的や体質によって飲み分けるのをおすすめします。
硬水はミネラルを手軽に補給したいという方、血液をサラサラにしたい方、便秘体質の方に特におすすめしたいです。
また、ミネラル分を豊富に含む硬水は料理にも有効活用できます。硬水に含まれるカルシウムは、肉の臭みを抑え柔らかくする効果があります。
いつもの肉料理がグレードアップしますよ!
また、パスタを茹でるときに使用するとコシのある麺になります。生活に使用する水が硬水であるヨーロッパのパスタが美味しいのも納得です。
軟水はお肌や髪の毛を労わりたい方、胃腸がデリケートな方にぴったりの水です。
ミネラル分はお肌や髪に付着すると、潤いを奪って乾燥したりギシギシしてしまいます。
胃腸が弱い方は、軟水を多量に摂取するとミネラル分が胃腸の負担となってしまうため軟水の方が安心です。
胃腸の機能が未発達な乳幼児にも軟水が良いでしょう。赤ちゃんのミルク作りに軟水を使用すれば、ミルクの栄養バランスを崩す心配もありません。
軟水は年代やシチュエーションを問わず、ゴクゴク飲める水です。
硬水のミネラルウォーターおすすめ5選!
今後硬水を試してみたいという方、それぞれどんな特長があるか知りたいという方に向けて、筆者のおすすめの硬水を5つご紹介します。
どれも品質の高い硬水ばかり厳選していますので、是非チェックしてみて下さいね。
エビアン
「このパッケージ見たことがある!」という方も多いのではないでしょうか?
スーパーやコンビニ等で広く流通しており、気軽に試すことができます。
硬水の中でも硬度が低く、普段軟水に慣れている方が硬水を試すのに良い一品。
癖やミネラル分による臭みがなく、飲みやすいといった声が多いです。
サイズ展開も220㎖、330㎖、500㎖、750㎖、1.5ℓと豊富なので、シチュエーションによって選びやすいのも嬉しいポイントです。
ペリエ
ペリエはフランス発の炭酸入りナチュラルミネラルウォーターです。
なんと、ナポレオン三世が「フランスの誇り」と絶賛した水だとか!
レストランやホテルでも提供されるほど幅広く支持されている硬水です。
ミネラル分は豊富でありながら、強めの炭酸でさっぱりとした口当たりなので、食事の時にもぴったり。
お酒やシロップで割って飲むのも美味しいです。
ヴィッテル
ミネラルウォーターのパッケージには珍しい、エネルギッシュな赤のラベルが印象的なこちらの水は「ヴィッテル」。
フランスのヴィッテルで採水されるこの水は古くから治療水として有名で、紀元1世紀にはローマ皇帝が治療のためにこの地の水を浴びていたと言われています。
普段軟水を飲んでいる人でも抵抗なく飲みやすい、バランスが良くて飽きない味と人気がある硬水の一つです。
常温で飲むのも美味しいですが、冷やして飲むとさらに美味しいとか!
日本では店頭販売がほとんどないので、ウェブサイトで購入する方が簡単です。
ゲロルシュタイナー
ドイツ国民に愛してやまないゲロルシュタイナー。日本でも長く販売をしていましたが、2022年3月で日本国内の販売が終了してしまいました…。
ミネラル分のバランスが良いので、飲みやすさとミネラル分をどちらも堪能できる一品です。
硬度は1310mg/lと高いですが、汲み上げた時のままの天然の炭酸が入っていることで飲みにくさが抑えられる感じがします。
おしゃれで目を引くボトルなので、持ち歩き用としてもおすすめです!
コントレックス
最後にご紹介する硬水は「コントレックス」。
スーパーやドラッグストアなど幅広く流通しており、雑誌やSNSなどでも目にする機会が多いです。
美容や健康に意識の高い方はご存じの方も多いのではないでしょうか?
そんなコントレックスの硬度はなんと約1468㎎/l!!硬度の高いヨーロッパの水の中でも特にミネラル分が豊富に含まれている水です。
硬水独特の苦みや重さが感じられるので、硬水初心者の方が飲むと抵抗を感じる方が多いかもしれません。
水分補給と栄養補給をどちらも叶えたい方、硬水に慣れている上級者の方におすすめの商品です。
軟水のミネラルウォーターおすすめ5選!
ここからは軟水のおすすめを5つご紹介します。
普段なんとなく水を選んでいる…という方も、比べてみると少しずつ味わいに違いがあって面白いですよ♪
是非最後までご覧き、気になるものをチェックしてみて下さいね。
あなたの「推し水」が見つかるかも!
FROM ATHLETES(フロムアスリート)
硬度55mg/lの軟水でとても飲みやすく美味しいミネラルウォーター。
『水の聖地』である長野県北安曇郡白馬村の水にさらにミネラルをブレンドしたこだわりの商品です。
人間の身体に限りなく近いPH値のため、体の水分を維持する保水性や効率よく水分を摂取する補給性などに優れています。
そのためアスリートや健康志向で毎日摂取する水にもこだわっている方には特におすすめの商品となっています。
クリスタルガイザー
外国=硬水のイメージが強いですが、美味しい軟水もありますよ♪
「クリスタルガイザー」はアメリカ生まれのミネラルウォーターです。
クリスタルガイザーの採水地は「シャスタ」「オランチャ」の2ヶ所。それぞれ38㎎/l、67㎎/lと、どちらも軟水ではありますが硬度が異なります。
日本の産院では母親学級や調乳指導の際にクリスタルガイザーを使用しているのだとか!
年齢を問わず誰でも安心して飲めるのは嬉しいですね。
美陽堂
ミネラルウォーター専門のブランド「美陽堂」。
美容サロンやフィットネスジムでも取り扱っている場所もあり、美容や健康の目的で愛飲している方が多いようです。
筆者もインスタグラムで見かけたので、美容・健康意識の高い方の中でじわじわ広まっているのでしょうか?
ミネラル成分の1つである「シリカ」を含んでいるので軟水という飲みやすさがありながら気軽に栄養補給が出来ます。
ボルヴィック
天然温泉が豊富でミネラルウォーターで有名な町もある、フランス・オーヴェルニュ地方。
そこで採取した水をそのまま飲めるのが「ボルヴィック」です。
硬水が多いヨーロッパ産の水には珍しく60㎎/lの軟水です。
現在は日本での取り扱いが限られていて、ネット通販での入手が主流となっていますが、筆者は時々スーパーで見かけることがあります!
サントリー 南アルプスの天然水
最後にご紹介するのは、「サントリー 南アルプスの天然水」です。
CMや店頭で目にしたり、一度は飲んだことのある方も多いはず!
臭みや飲みにくさが全くなく、どんなシチュエーションでも飲みやすいお水だと感じます。
高品質ながら価格は安く、コスパ良すぎなお水では…!?美味しい水を手軽に手に入れられる日本の自然に大感謝な一品です。
まとめ
今回は、ミネラルウォーターの硬度別に、その特長やおすすめの商品をご紹介しました。
今やネットで色々な商品を気軽に手に取って試せる時代。ここで紹介したものの他にもまだまだ紹介しきれない位、美味しい水が沢山あります。
人間の体は約60%で出来ていますから、なるべく良い水を摂り入れていきたいところ。
あなたの体質・体調・好み・目的に合わせながら、体にフィットするお水を摂り入れてみて下さいね!
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