水分補給のためだけではなく、健康や美容を目的として飲む人も多いミネラルウォーター。
そのミネラルウォーターは「硬度」で軟水・中硬水・硬水と大きく3種類に分けられている事をご存じですか?
水は硬度によって味わいや体へ期待される効果、デメリットなどがそれぞれ違います。
今回はその中でも健康や美容に効果が期待できる「中硬水」についてご紹介します。
自分に合う中硬水を知りたい方、まだ中硬水を飲んだことがない方にもわかりやすく解説しています。
それではどうぞ。
中硬水とは?
この章では、
- 水の硬度とは何によって決められているのか?
- 中硬水とはどんなミネラルウォーターを指すのか?
について解説します。
見た目では違いがわからないミネラルウォーターですが、この章を見れば一目瞭然です!
水の硬度は含まれてるミネラルの量で決まる
水にはマグネシウムやカルシウムなどのミネラルが含まれています。
このミネラルが1,000ml中に溶けている量を表すのが「硬度」です。
WHO(世界保健機関)の基準では、硬度が0~60㎎/l未満の水を「軟水」、20~180㎎/l未満の水を「硬水」と定めています。
ですが、なぜ水によってミネラルの量が変わるのか不思議ではありませんか?
それは採取される土地が深く影響しています。
海外は長い河川が多くあり、広大な土地をゆっくりと流れます。
そのため、岩や地層などが含まれるミネラルに水が浸透している時間が長く、豊富にミネラルを含んだ硬水が多く採取されます。
一方日本は河川が短く、ろ過されて地表に出るまでの期間が短いため、ミネラルの量が少ない軟水が採取されることが多いのです。
硬度の高い水は、長い月日をかけて色々な場所を旅しながら私たちの元に届いたと思うと、何だか神秘的ですね。
中硬水は軟水と硬水の間のミネラル量のもの
では、中硬水とはどのような水なのでしょうか?
先ほどのWHOの基準によると、硬度が60~120㎎/l未満の水が中硬水となります。
私が実際に飲んだ個人的な感想は、軟水よりもまろやかでとろみのある感じがしました。
硬水のカッチリとした飲みにくさが苦手な方でもクセは少なく無理せず飲めそうです。
また、軟水に比べてミネラル分が豊富なので便秘に悩む方や、お肌や健康に気を遣いたい方にもピッタリだと思います。
中硬水のメリット・デメリット
この章では、中硬水を飲むメリットとデメリットについてそれぞれ解説しています。
「中硬水を飲んでみたいけれど、どんな効果が期待出来るのか詳しく知りたい!」
「中硬水のウィークポイントも知りたい!」
という方は要必見です!
中硬水のメリット
中硬水のメリットは
- 美容や健康に期待大
- 便秘の解消
- 料理の風味アップ
などがあります。
なんといってもミネラルが豊富な中硬水。
ミネラルは骨を強くしたりみずみずしい肌や髪を作る大切な栄養素です。
普段の食事ではミネラル不足…という方も多いと思いますので、水分とともにミネラル摂取が出来るのは嬉しいですね。
また、中硬水に含まれているマグネシウムは腸の働きを促進する働きがあります。便秘解消の助けになること間違いなしです。
さらにマグネシウムは肉料理の臭みや灰汁を取り除く働きも!
調理の際に中硬水を使うと、風味がアップしてさらに美味しい料理になりますよ。
中硬水のデメリット
一方、デメリットもあります。
- 軟水に慣れている方は飲みにくさを感じる
- 飲みすぎるとおなかが緩くなることがある
- 料理によってはマグネシウムの味を強く感じる
などが挙げられます。
中硬水は硬水より飲みやすいといっても、普段から軟水しか飲まない人は苦みや重たさを感じることも。
飲み慣れていない方は少量からトライすることをおすすめします。
また、便秘解消に効果が期待できるからといって飲みすぎると下剤のような働きになってしまうこともあるそうです。おなかが緩い方は要注意!
そして、マグネシウムなどのミネラル分には特有の風味があります。
素材の味を活かした料理や味の薄い食材と一緒に使うとマグネシウムの風味の強さが勝ってしまいます。
中硬水のミネラルウォーターおすすめ7選!
ここからは、数ある中硬水のミネラルウォーターの中からおすすめ7選をご紹介します。
スーパーやコンビニで手軽に購入出来るものや、見た目がおしゃれなものなどさまざま。
中硬水の中でも採掘される場所やミネラルの含有量によって味わいが少しずつ違うのでぜひこちらを参考にして下さい。
フィジーウォーター
スーパーや輸入食品を取り扱うお店で見かけたことがある方も多いのではないでしょうか?
「苦みがなくまろやかでごくごく飲める」「クセがなくて飲みやすい」といったように、飲みやすさを評価している声が多いです。
人の手に触れることなくボトリングされているそうで、フィジー島の水の味わいをそのまま味わえるのも良いですね。
330ml、500ml、700ml 、1L、1.5Lの5サイズ展開なので、自分に必要な量を選べます。
何より見た目が可愛くて、思わずパッケージ買いしてしまいそう…!
ソラン・デ・カブラス
ボトルのおしゃれさから、部屋のインテリアやプチギフトにもおすすめなのが「ソランデカブラス」。
中硬水の中では高めの硬度ですがミネラルのバランスが取れていて、飲みやすくすっきりとした味わいなのだそうです。
ソランデカブラスはスペインにある泉の名前から来ています。
この水の治癒力が評価され王族もこぞって求めていたといいます。
現在はレアルマドリードの公式飲料として認められている由緒正しき水なのですよ。
味だけでなく見た目も楽しみたいという方はおすすめです!
ゴッチアブルー
イタリアで採掘された「ゴッチアブルー」。
地中海の色をイメージしたボトルカラーと、持ちやすさを兼ね備えたボトルは、粋なイタリアらしさを感じます。
ゴッチアブルーの水は発砲タイプと無発砲タイプがあります。
さわやかな微炭酸タイプは口当たりがよく、きつくなくて飲みやすい!といった声も。
目的によって選びやすく、食事のお供にも相性が良さそうです。
値段も手ごろで手に取りやすいのもポイントが高いと感じました。
サンベネデット
イタリアのベネチア地方で採取されている「サンベネデット」。
同国では知名度が高く、イタリア鉄道やアリタリア航空などの公共交通機関でも採用されているなど、トップクラスのシェアを誇る水です。
「後味が残らなく飲みやすい」「甘みを感じる」といった口コミも多く見られました。
値段も安価なので、健康や美容目的として継続的に中硬水を飲みたい!といった方には嬉しい水だと思います。
百貨店のデパ地下や成城石井、コストコなどでも取り扱いがあるようなので要チェック!
アクアパンナ
「アクアパンナ」のボトルにあしらわれた、目を引く素敵な紋章はメディチ家のものです。
何を隠そう、このアクアパンナの採水地は元々メディチ家の領地だったそう!
「ベルベットのような滑らかさ」とも称されるアクアパンナの口当たり。
とってもソフトな飲み心地で日本人の口にも馴染みやすい味のようです。
常温や白湯にしても美味しさは変わらないようで、リピートする人が多いのもうなづけます。
名門貴族も愛した水、一度は飲んでみたいです…!
佐渡海洋深層水 中硬水
硬度の高い水といえば海外のイメージが強いですが、日本にもいくつか採水地があります。
新潟県佐渡の海洋深層水は、水深200~300メートル以深の海水から採水されています。
日本で採水されたと聞くと何だか親近感を感じますね。
太陽光が届かなくプランクトンの光合成が行われないため、栄養分が消費されず水に豊富に含まれているのだそうです。
体にすっと入るような清涼感や、甘みを感じる美味しさが好評のようです。
硬度は300と高めですが、飲みやすさとミネラル補給をどちらも叶える水です。
霧島天然水 のむシリカ
もう一つ、国産の中硬水をご紹介します。
「霧島天然水 のむシリカ」は、宮崎県の霧島連山でゆっくりとろ過された中硬水です。
実際に飲んだ方の口コミでは「子どもでも飲めた」「お通じや肌に良い気がする」という声がありました。
「少し割高」という意見もありますが、飲みやすさと霧島で採れたという安心感もありリピートされている方も多いようです。
また、未開封で2年間持つようなので、防災用や備蓄としても良いと感じました!
まとめ
いかがでしたか?今回は中硬水の特長とメリットとデメリット、中硬水のおすすめ7選をご紹介しました。
硬度によってそれぞれ特長が違う水。
中でも、手軽に栄養補給が出来て、初心者でも飲みやすい中硬水は健康志向の方には特におすすめしたいと感じました。
皆さんも、気になった中硬水から気軽に取り入れてみて下さいね。
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