トマトに含まれる有名な組織「リコピン」
その「リコピン」について深く探ってみます。
摂取した場合の働きや、効率のいい摂取方法など。
トマトだけじゃなく、他の食材にも含まれているはずなので探ってみましょう!
リコピンとは?
トマトの栄養素として有名な「リコピン」ですが、何に効果的なのか。
何となく、『身体に良いのよね!』と、摂取している方も多いかと思います。
出来る事なら、リコピンの力を思う存分吸収したいものですよね。
いつまでも健康で、美しくいる為にリコピンを味方にしましょう。
トマトなどに含まれる赤い色素
リコピンは【赤色の元】で、トマトやスイカなど限られた食材にしか存在しません。
トマト・スイカ・ピンクグレープフルーツ・アンズ・グアバなどの、野菜・果物に含まれる【赤い色素】真っ赤に熟したトマトには、リコピンが多く含まれ、完熟する事で含有量が増えます。
リコピンは【リコペン】と言う、カロテノイド色素の一つで、ニンジンにも含まれていますが、赤く熟すトマトが一番なのは間違いないです。
カロテノイドにはリコピンの他、βカロテンもありますが、リコピンの抗酸化作用はβカロテンの2倍、ビタミンEの100倍も強いのです。
リコピンはカロテノイドの一種
トマトの赤色色素のリコピンは【リコポン】と呼ばれ、カロテノイドの一種です。
そのカロテノイドには、強力な抗酸化作用があり、悪玉コレストロールの酸化を防ぐことから、血流改善や生活習慣病を予防する効果があると、言われています。
カロテノイドとして有名なのは、βカロテンやアスタキサンチンなどがあり、「抗酸化作用がある」とされています。
身体で発生した「活性酸素」で出来たダメージを抑制するのに「抗酸化作用」のある、カロテノイドが効果を発揮してくれます。
主なリコピンの働きとは?
では、リコピンの主な働きはどんな事なのでしょうか?
出来てしまう活性酸素を抑制してくれる、「抗酸化作用」がどのような働きがあるのか、解説します。
ダイエットやアンチエイジングにも強い、リコピンに詳しくなりましょう。
リコピンの働き①:血流改善
リコピンの持つ「抗酸化作用」には、悪玉(LDL)コレストロールの酸化を抑えるため、血流を改善する働きがあります。他に呼吸によってできた「活性酸素」をも取り除く働きがあります。
全ての「活性酸素」が悪いのではなく、過剰に発生してしまった「活性酸素」は、動脈硬化や遺伝子を傷つけたりしてしまう。
その「過剰分の活性酸素除去」の為に、リコピンは必要とされます。また、リコピンは血液中で悪玉コレストロールと一緒に運ばれて、悪玉コレストロールの酸化を防ぐため、動脈硬化の回線にもなります。
リコピンの働き②:生活習慣病の予防
生活習慣病とは、動脈硬化や高血圧・糖尿病などがあげられ、これらは体内で過剰にできた、活性酸素が原因と言われています。
動脈硬化や高血圧は、血管の異常によって起こる疾患で、過剰に出来た活性酸素が血栓を造り、それが血管を傷つけたりするのが原因です。
他にも、過剰な活性酸素は臓器や細胞に、色々な不調を与えたりし、進行具合によっては命の危険をもたらす事もあります。
リコピンの持つ抗酸化作用は、「生活習慣病」の原因の活性酸素を抑制する働きがあるので、生活習慣病予防や改善に効果的であります。
リコピンの働き③:肥満の予防
リコピンの血流改善作用は、代謝アップが期待できるので、肥満の予防する効果があると期待されています。
血流は、臓器や細胞に酸素や栄養素を送り、その働きを活発化させる役割があります。
血流が良くなれば、代謝も活発になり、摂取した脂肪分や糖分を、臓器を介してエネルギーなどに変換される事で効率よく消費されます。
リコピンには血流を改善する効果がある為、臓器・細胞の代謝をあげる事ができ、脂肪などを蓄積しにくい身体を作ると期待されています。
その上、元々リコピンにある「抗酸化作用」によって、脂肪細胞の増加を防ぐ事ができると、考えられています。
リコピンの働き④:美肌
リコピンは、美容効果が高いとよく言われます。
期待できる効果として、高い「抗酸化作用」があり、メラニンの生成を抑制する働きがあります。
紫外線を浴び活性酸素が出来てしまったり、加齢の影響でシミやしわができ、ハリがなくなってしまいます。
リコピンの抗酸化作用で、活性酸素をメラニンを抑制出来るとなれば、シミやしわ・ハリの改善も期待できます。
リコピンには、肌トラブルから細胞を守ってくれる働きがあるので、美肌を守るためにも摂取したいものです。
リコピンの働き⑤:視覚機能の改善
リコピンは、活性酸素を原因とする、視覚機能低下に有効と言われています。
リコピンの持つ抗酸化作用は、活性酸素による視覚機能の低下に、有効的だと判断されているのです。
加齢による、白内障などの視力障害には、ルテインが効果的と言われていますが、リコピンとの相互作用で、効果を発揮すると考えられています。
糖尿病での網膜剥離症による、リコピン濃度の低下など、リコピンには重要な役割があるようです。
効率の良いリコピンの摂取方法
身体に、健康に、美容にとって文句なしの「リコピン」ならば、摂取しない訳がありませんよね。
ならばいかに上手に、手軽に摂取するには…を、解説してみましょう。
出来るだけ簡単に、鮮度の良いリコピンを上手に摂取する方法です。
旬の季節に食べる
夏野菜のトマトは、旬の季節の8月ごろに栄養価が高くなると言われています。
実際に、8月頃野菜売り場に並ぶトマトは、2月頃のモノよりも、リコピンの含容量が3倍ほどになると言われています。
どの野菜や果物も、旬の季節かどうかで、栄養価に大きな差が出る事は、多く知られていることです。
それに旬の季節の野菜・果物は、手頃な価格で販売されているので、経済的でもありますよね。
普段からトマトを食べている方でも、夏場にトマトを多く食事に、取り入れるといいでしょう。
加熱して吸収率を高める
リコピンには、「加熱すると吸収しやすい」と言う作用があります。
トマトの細胞壁が柔らかくなり、壊れやすくなるので、加熱する事でリコピンの吸収がよくなります。
そもそも、リコピンは熱に強いので、炒めたり煮込んだりしても含まれる量が、変わる事はあまりないと言われています。
その上油に溶けやすいという性質を持っているので、トマトをオリーブオイルで炒め作る、トマトソースのパスタなどにすると吸収率が上がり効果的です。
トマトジュースにして美味しく摂取
トマトジュースを継続して飲むと、血糖値が下がった言う方が多いです。
リコピンの働き、抗酸化作用で血中の活性酸素を除去し、インスリンの働きを促すため、血糖値が下がるようです。
トマトジュース100mlに、およそ10.0mg程度のリコピンが含まれていると言われています。
リコピンの1日の理想摂取量として、15~20mが良いとされています。
無煙トマトジュース200mgには、16~30mgが含まれているので、1日一杯で十分です。
サプリメントなどもおすすめ!
トマトは苦手や、もっと手軽に摂りたい方には、サプリが便利です。
リコピンサプリを選ぶ時、注意して欲しい事があります。
- 1日分で15mgを基準に摂取出来るようにする。
- 一緒に配合されている成分にも気を付ける。
食生活の乱れや美容にも気を付けている方は、ポリフェノールやビタミン類が一緒に配合されているモノを選びましょう。
- 品質が気になる方はGMPマークがあるモノを選ぶ。
GMPマークとは、「医療品の製造管理、品質管理に関する基準」を満たす工場で作られた品に付けらているマークなので、安心です。
なにより、飲む粒数が少ない方が続けやすいし、手軽なので継続しやすいでしょう。
まとめ
健康についての関心が高まり、赤い色素「リコピン」が有名になり、トマト人気が高まりました。
生だけでなく、オリーブオイルで炒める事で効率よく、その上吸収力が上がる。
トマトジュースで飲んだり、サプリを活用する事でも、リコピンは摂れる。
特に女性は美肌の為に接種する、それが実はとても健康に良い事だった、と言う事をお知らせ出来たのではないでしょうか?
夏場は生のトマトを、旬を外れたらジュースやサプリを利用し、強い抗酸化パワーを味方に元気に過ごしましょう。
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