生姜には抗酸化作用がある?驚くべき12の健康メリットとは?

ハウツー

寒くなる時期になるとドリンクや料理に入れたくなるものと言えば「生姜」!

生姜があるだけで味わいが一気に変わり、料理の良さを引き立ててくれますよね。

生姜は美味しいだけでなく、体への良い効果が数多く期待される野菜です。

この記事では、生姜の様々なパワーを紹介します。

「生姜は少し苦手…!」という方も中にはいらっしゃいますが、この凄まじい健康効果を知ったら、少し取り入れてみようかなと感じる方もいるはず!

また、せっかくなら無駄なく効率よく取り入れたい!ということで、食べるときや保管方法のポイントもご紹介します。ぜひ最後までご覧下さい。

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抗酸化にも期待できる生姜の特徴とは?

抗酸化にも期待できる生姜の特徴とは?

生姜を食べると期待される効果として、体を温めるのは有名ですが、体を老化に導く「酸化」に対してもアプローチします。

抗酸化対策は年々耳にする機会が増え、なじみ深いものとなってきました。

まずは、知れば知るほど奥が深い、生姜の特徴からご紹介します。

夏にも冬にも大活躍!

生姜と言えば冬に体を温めるもの、というイメージが多くありませんか?筆者もそう思っていたうちの一人です。

ですが生姜は冬だけのものではありません!生の生姜には「ジンゲロール」という成分があり、代謝を活発にしたり発汗を促す作用があります。

また、「シオネール」という成分も食欲増進・疲労回復の効果があります。

夏の暑さで疲れが抜けない、食欲が湧かないなどで免疫力の下がりやすい季節。夏バテ解消に効果的ですよ!まさに生姜は季節を問わず大活躍する食材といえます。

良い生姜のおすすめの選び方!

せっかく食べるなら、栄養が多く含まれた良い生姜を選びたいですよね。美味しい生姜を見極める際に注目すべきポイントがあります。

まずはごろっと大きく肉厚でハリがり、触ると固いものを選びましょう。シワや傷がある生姜は水分が抜けシャキッと感も落ちます。

小さいサイズの生姜は繊維部分が多く口当たりが悪いです。そして色は全体が均一に黄金色のものが良いです。もし余裕があれば生姜の表面にある「縞模様」もチェック!

等間隔に模様が出ている生姜は美味しいそうですよ。是非、店頭で購入する際に思い出してみて下さいね。

驚くべき生姜の健康メリット12選

驚くべき生姜の健康メリット12選

生姜はその効果の高さから、古くから医薬品として使われとても重宝されていました。ここからは、気になる生姜のパワーを12個ご紹介していきます。

これをご覧頂ければ、生姜が美容や健康に対して幅広い効果が期待できると感じて頂けるはずです。あなたはいくつご存知でしょうか?

1.抗酸化作用

生姜に含まれる辛み成分「ジンゲロール」には抗酸化作用があります。

ジンゲロールは、私たちの体を組織するDNAや細胞が酸化するのを抑制するのに効果的です。

この抗酸化作用は、紫外線・ストレス・食品添加物・喫煙などで増えてしまう老化物質「活性酸素」から体を守り、除去してくれる効果もあります。

生姜の抗酸化作用で老化するスピードを緩やかにしてくれるでしょう。

2.豊富なビタミンとミネラル

生姜にはビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンE、が含まれます。

肌荒れしやすい方、甘いものが好きでよく食べる方は、これらの栄養が不足している可能性がありますのでぜひおすすめしたいです。

また、マグネシウム、マンガン、カリウムなどのミネラル分も豊富。

貧血気味の方、疲れやすいと感じる方には欠かせない成分です。

人間はビタミン・ミネラル類をほとんど自分で作り出すことが出来ません。

種類豊富なビタミンやミネラルを生姜で一度に摂取出来るのは嬉しいですね。

3.吐き気の緩和

お寿司についてくる生姜のお漬物・ガリ。

ガリが置いてある理由は正しく「吐き気の緩和」に効果的だからです。

先人の知恵にはちゃんと意味があるんだな~と感心するばかりです。

乗り物酔いや胃のもたれ、二日酔いの吐き気など様々な吐き気に対して効果的なのだとか!

ただ、生姜が吐き気に効果的だからといって大量摂取するのは逆効果。

辛味成分の刺激が弱った胃腸を刺激してしまうため適量を心がけましょうね。

「うっ…!」と来た時には生姜の力を借りてみてはいかがでしょうか?

4.抗炎症作用

「生姜湿布」という治療があるように、生姜には免疫機能に働きかけ炎症を抑える効果があります。

継続的に食べる事でリウマチや神経痛などの痛みを和らげる効果もあるそうです。また、食事や環境の変化で年々アレルギー患者が増えている昨今。

生姜には抗アレルギー作用もあり、アレルギー性鼻炎のような症状の緩和も期待出来ます。

炎症効果をよりアップさせたいのであれば、生で摂取するのがおススメ!すりおろして飲み物や料理に混ぜたり、薬味として食べてみて下さい。

5.消化の促進

胃腸の弱い方が見逃せない効果はまだまだあります。

食べ物をスムーズに消化・吸収出来るよう促す、消化促進効果があります。

生姜を食べると「ジンゲロン」という成分が働き胃腸の内側の血行がアップします。

ジンゲロンは消化液を分泌し胃から腸へと摂取した食べ物を小腸へ運ぶよう促進します。さらに、腸内のガス溜まりを防いでくれる効果も。

お腹が張りやすく、薬を飲んで抑えていた私にとっては何ともありがたい効果です…!

6.腸に優しい

体にとって悪影響をもたらすサルモネラ菌・大腸菌・ブドウ球菌。

これらの増殖、成長を抑える効果があります。そして生姜はシャキシャキと歯ごたえがあり食物繊維が豊富です。

この食物繊維がビフィズス菌のエサとなり、健康な腸内環境へ導いてくれます。なので便秘の解消・デトックスに効果大!

悪い菌を追い出し、良い菌を育てる健康的な腸内環境がゲットできます!良い腸内環境を得る事は全身の血流を良くし、お肌の調子も整える事にも繋がります。

7.心臓病のリスクを軽減

狭心症や心筋梗塞などの心臓病は、命のリスクが高い病気として名が知られていますが、生姜はこれらの病気を予防できる食材として有名です。

生姜を継続的に摂取することで血糖値・コレステロール値が下がったという研究もあるそうです。体温を上げやすい食材の生姜は予防として摂取したいですね。

ただ、心臓病のリスクを下げるという効果に過ぎませんので、生姜頼みになり過ぎず日頃の生活習慣全体も一緒に改善しましょうね。

8.がんの予防

日本人の死因第1位はがんです。

がんになりやすい人の特徴として「体温が低い」「免疫力が低い」が挙げられます。

アメリカのとある研究では、生姜に含まれる「ショウガオール」「ジンゲロール」という成分が、様々な部位のがん細胞の増殖を抑えたり、細胞が死ぬように促す働きがあるという研究結果もあるそうです。

今や年代は幅広く、どんな人でもなる可能性が否めない「がん」。

流行りの病気をもらいやすいなど免疫力が心配な方や低体温の方は、基礎代謝を上げて予防をしていきたいですね。

9.抗菌作用

生姜に含まれるジンゲロンやショウガオールという成分は殺菌効果を持っています。

この殺菌効果は絶大で、ウイルス・細菌・真菌・寄生虫など様々な菌類に対して働きます。

日本では、昔から生魚や豚肉などと一緒に生姜を食べる事が多かったそうです。

これは、単なる味付けやお口直しだけでなく、冷蔵庫がない時代に生姜の殺菌効果を利用して食材を安全に調理する意味もあったのですね。先人の知恵には驚かされる事ばかりです。

10.偏頭痛の軽減

東洋医学では「当帰四逆加呉茱萸生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ)」という、何とも長い漢方があります。

これは血行を良くし冷えによる諸症状を改善する漢方なのだそう。

偏頭痛、下腹部痛、腰痛、生理痛の緩和などに効能がある、この漢方の名前の最後にご注目!そう、「生姜」が含まれているんです。

偏頭痛の原因は様々ありますが、血管の収縮・拡張の乱れによって痛みとなる場合があります。

生姜に含まれるショウガオールという成分には血行促進効果があり、偏頭痛の軽減が期待できます。日頃、偏頭痛でお悩みの方は生姜を食事に取り入れてみてはいかがでしょうか?

11.生理痛の緩和

血の巡りの乱れで起こりやすいものとして「生理痛」もありますが、生姜はここでも力を発揮します!

生姜に含まれるジンゲロールという成分は、痛みを感じる成分の働きを抑える鎮痛効果をもたらします。また、生姜を食べると血行も促進され、体がすぐにポカポカと温まりますね。

生理中は血の巡りが悪くなり身体が冷えやすくなります。その冷えが重い生理痛を誘発します。生理痛にお悩みの方には、「ショウガ湯」がおススメ。

ホットドリンク+生姜で体を温めつつ、鎮痛効果もあるので生理痛に悩む女性の強い味方になるでしょう。

12.代謝の促進

そして最後にご紹介するのが「代謝を促進する効果」。代謝とは、身体でエネルギーを作り、不要な老廃物を排出することです。代謝が高い人は、まさに健康度が高く若々しい証拠。

生姜による発汗作用や血行促進作用で基礎代謝が上がります。代謝が上がる=体内のエネルギーの消費量アップになり、ダイエットに効果的です。

生姜の代謝促進効果をさらに引き出したいのなら、生よりも加熱調理か乾燥させると良いそうです。あなたも早速生姜を食べて、体の内側から元気にしていきましょう!

生姜を摂取する際の注意点

生姜を摂取する際の注意点

知れば知るほど良い効果が沢山な生姜!

今すぐスーパーに向かいたくなった方もいるのでは?ですが、生姜を食べるときに気を付けたいことがあります。

生姜を美味しく楽しく正しく取り入れるために、最後までご覧下さいね。

過剰摂取には注意!

どんな食材にも言える事ですが、食べすぎはNG。

生姜を食べ過ぎると消化器官が強く刺激され、胸やけや腹痛、下痢、ガス溜まりといった症状が現れます。特に胃腸が弱い方は要注意ですね。

また、重い場合にはアレルギー症状が出ることがあります。なお、生姜1日の摂取目安は5~10gが適量と言われています。

身体に良いことづくしな生姜ですが、食べ過ぎで体調不良になってしまっては元も子もなくなってしまいます…!(笑)

ほどほどに楽しみましょう。

生姜チューブよりも生の方が効果抜群!

料理やドリンクなどで手軽に使えるチューブタイプの生姜。実は、生とチューブタイプでは効果が全然違います。

チューブタイプの多くは食品添加物が数々含まれています。

そのため、本来の生姜の割合は意外と少なく、同じ量を使っても生に比べて生姜の効果はそれほど期待できないでしょう。

また、生姜に含まれる血行促進・殺菌作用・抗酸化作用などの効果があるジンゲロールは、とても酸化しやすい成分です。

チューブタイプのように長期保存していくうちにその効果もどんどん落ちてしまいます。とは言え、すりおろし器や包丁いらずで使える為、その便利さからチューブタイプを使っている方も多いと思います。

タイミングや量などに合わせてうまく使い分けるのも良いでしょう。

保存方法には注意!

先ほどもご紹介した通り、生姜は酸化するのが早く、正しく保存しないと乾燥や変色がすぐ起こるデリケートな食材です。なるべく新鮮な状態をキープし成分の効能を保つためには保存方法が重要。生姜は乾燥・寒さにとても弱いです。なので常温保存が基本!

未使用の場合は、新聞紙やキッチンペーパーを湿らせ一塊ずつ包みます。

ざる等に移し、15℃前後の冷暗所で保管しましょう。これよりも高い室温の時期は冷蔵庫の野菜室で保管しましょう。

この場合は、新聞紙やキッチンペーパーを湿らせ生姜を包んだものをポリ袋へ入れて「野菜室」に保管します。

また、一度カットして使いかけの生姜は切り口をラップで覆い、キッチンペーパーで包みます。それをポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れると良いです。

未使用・使いかけどちらの方法でも、1~2週間程度保存が可能です。「もっと長持ちさせたい!」という方には冷凍保存がおススメ!

使いやすいサイズにカットし、キッチンペーパーなどで水気をしっかり取ります。

それを小分けにしてラップで包み、保存容器で冷凍すると約1か月保存が可能です。

まとめ

まとめ

生姜は美容と健康度アップを後押ししてくれる、優秀な食材です。

生薬としても使われている食材を手軽に自分の食卓で取り入れられるなら、食べない手はないですね。

また、生姜の中でも「葉生姜」「新生姜」「根生姜」「矢生姜」など、種類も豊富です。

種類によって味わいや触感も変わるので食べ比べるのも楽しさが広がりそうだと感じました!

ぜひ、自分のお気に入りの取り入れ方で生姜を美味しく楽しんでくださいね。

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