アスコルビン酸は活性酸素を除去する効果がある!特徴やメカニズムを解説!

ハウツー

この記事を読まれている方は、「アスコルビン酸って何なの?」「どんな効果があるの?」と気になっているのではないでしょうか?

今回は、アスコルビン酸と活性酸素について、それぞれが体に及ぼす影響と活性酸素を増やさないための習慣を解説します。

この記事は主に中高齢者におすすめしたい内容であり、近年に問題視されている「がん」や「生活習慣病」などにかからないための知識を提供していきます。

健康な生活を続けるためにも、ぜひ今回の内容を実践していきましょう!

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アスコルビン酸とは?

アスコルビン酸とは?

アスコルビン酸と言われても、聞きなれない言葉に困惑している方は多いはずです。

この章では、アスコルビン酸がどういうものなのか解説していきたいと思います。

初めて聞いた人にもわかるように解説していきますので安心してください。

ビタミンCのこと

「アスコルビン酸」と聞きなれない言葉を繰り返してきましたが、簡単にいうと「ビタミンC」のことです。ビタミンCと聞いて、イメージが湧いたのではないでしょうか?

ご存じの方も多いと思いますが、ビタミンCにはストレスや風邪など、病気に対する抵抗力を強めてくれる働きがあります。

つまりアスコルビン酸は、健康と密接に関係するということです。

しかし、ヒトはアスコルビン酸(ビタミンC)を体内で作ることができません。

そのため、知識を身につけて意識的に摂取する必要があります。

l-アスコルビン酸とも呼ばれる

少し詳しく話すと、アスコルビン酸にはl-アスコルビン酸とd-アスコルビン酸があります。

今まで伝えてきたビタミンCの作用をもつアスコルビン酸は、l-アスコルビン酸のことでd-アスコルビン酸にはビタミンCとしての生理作用はほとんどありません。

アスコルビン酸の特徴としては主に、酸化還元力があることです。アスコルビン酸は小腸で吸収され、多くは副腎や脳下垂体などの組織に取り込まれます。

アスコルビン酸は過酸化物の抑制、生体異物の解毒、非ヘム鉄の吸収促進などに役立っています。

アスコルビン酸は活性酸素種を除去する効果がある

アスコルビン酸は活性酸素種を除去する効果がある

活性酸素種とは、呼吸によって体に取り込まれた酸素の一部が変化したものをいいます。

これらは、酸素伝達物質や免疫機能に働いてくれるのでよい面もありますが、過剰摂取してしまうと細胞に傷害をもたらしてしまいます。

アスコルビン酸には、そんな活性酸素種を除去し、バランスをとってくれる効果があります。

一般的に健康な体であれば、過剰摂取は問題ありません。体内で不必要となったアスコルビン酸は尿として体外に排出されます。

活性酸素が体に与える5つの影響とは

活性酸素が体に与える5つの影響とは

この章では、活性酸素の蓄積による体への悪影響を5つ紹介します。

どれもよく耳にするものばかりだと思います。健康な体を維持していきたい人や生活習慣を改善したい人は、この5つを回避できるようにしておきましょう。

①がん

活性酸素が体に与える影響1つ目はがんへの影響です。

活性酸素の特徴は、反応性が高く化学反応を起こしやすいことです。

活性酸素による細胞へのダメージが蓄積された状態のことを酸化ストレスといいます。

この酸化ストレスが、正常な細胞に変異を引き起こし、がん細胞への形質転換を促進させてしまいます。

予防方法としては、食生活を改善することが効果的です。

野菜や果物、肉や魚、乳製品や木のみなどいろいろなものを食べて、栄養的にバランスのよい食事を心がけましょう。

②皮膚の老化

活性酸素が体に与える影響2つ目は、「皮膚の老化」です。

活性酸素は細胞にダメージを与え、酸化させてしまうことを何度も解説してきました。

それは、皮膚の老化にも繋がります。皮膚が老化するとしわが増えたり、シミができてしまいます。

皮膚の老化を予防するのに効果的なのは、「紫外線を浴びすぎないようにする」ことです。

紫外線を浴びると、体内で大量の活性酸素が発生します。活性酸素は肌の表面にも影響しシミを増やしてしまうので、紫外線を避けて皮膚の老化を防ぎましょう。

③生活習慣病

活性酸素が体に与える影響3つ目は、「生活習慣病」です。

近年よく耳にする言葉ですが、活性酸素は動脈硬化などの生活習慣病につながるおそれがあります。

酸化ストレスによって体内の悪玉コレストロールが酸化することで、それが動脈硬化の大きな要因となります。

具体的な予防方法としては、正しい生活習慣を身につけることです。

不規則な生活習慣を送り健康のバランスが崩れてしまうと、それが酸化ストレスへと繋がり、体に悪い影響をもたらすという悪循環におちいってしまうからです。

④脳神経疾患

活性酸素が体に与える影響4つ目は、「脳神経疾患」につながることです。

酸化ストレスは細胞を酸化させて、脳神経にも影響を与えます。

脳神経疾患には、パーキンソン病やアルツハイマー病などの大きな病気もありますが、日常的に起こる頭痛やめまいなども脳神経疾患による症状です。

脳神経疾患も酸化ストレスにならないようにすることで、予防できます。

食事管理や生活習慣など、日常的なことから予防していくことが効果的といえます。

⑤白内障

活性酸素が体に与える影響5つ目は、白内障につながることです。

白内障とは、目の中の水晶体が濁ることによる視力の低下のことです。

目の周りからだんだん見えなくなり、最後には失明してしまいます。

基本的に白内障は老化によるものがほとんどですが、活性酸素は発症のリスクを高めます。

予防方法としては、紫外線から守ることが効果的です。目には光を集める働きをするからです。

白内障の怖いところは、自分で気づきにくいことです。意識的に予防していきましょう。

活性酸素を増やさないための3つの習慣

活性酸素を増やさないための3つの習慣

これまで活性酸素が体に与える影響と具体的な対策について解説してきました。

実際に活性酸素を増やさないようにするためには習慣から改善していく必要があります。

この章では、活性酸素を増やさないようにするための3つの習慣について解説していきます。

習慣①:抗酸化作用の高い食べ物を食べる

活性酸素を増やさないためには、食生活の改善が効果的です。

酸化を抑える働きのことを抗酸化作用といいます。

抗酸化作用の高い食べ物を食べることで、活性酸素による酸化を防いでいきましょう。

具体的には、ブルーベリーや柑橘系などの果物、わかめ・昆布・ひじきなどの海藻類がおすすめです。

ブルーベリーや柑橘系は抗酸化作用が高いうえに手軽に食べられるので、日常生活に取り入れやすいです。

1日の摂取量は柑橘系は1個、ブルーベリーも同じくらいの質量が良いでしょう。

わかめ・昆布・ひじきなどは料理の中に取り入れやすく、手軽に食べられます。無理に多く食べる必要はありませんが、意識的に取り入れていきましょう。

習慣②:十分な睡眠を摂取する

活性酸素を増やさないための習慣2つ目は、睡眠です。

これまで説明してきた通り、酸化ストレスにならないようにするには、正しい生活習慣を送ることが大切です。

睡眠は生活リズムを整える基盤になるので、睡眠時間を摂取することでバランスのよい生活ができます。

逆に睡眠不足で生活リズムに崩れてしまうと本来体に備わっていたはずの機能が衰え、活性酸素による影響を受けやすくなってしまいます。

仕事や子育てなど睡眠時間を減らす要因はたくさんありますが、最低でも1日6時間は確保できるとよいでしょう。

また、生活リズムを安定させるためにも寝る時間を起きる時間を一定にすることも大切です。

習慣③:禁煙

活性酸素を増やさないための習慣3つ目は禁煙です。

これは、タバコの煙に含まれる有害物質が活性酸素を過剰に発生させるためです。とは言ってもタバコの煙が体に悪いことは皆さんもよくご存じだと思います。

タバコを吸う習慣があり、なかなかやめられない方は1日に吸う本数を減らすところから始めましょう。

また、禁煙が難しそうならそのほかの習慣で自分ができることから始めるのもおすすめです。

身近にタバコを吸う人がいる場合は、自分が副流煙を吸わないようにする意識も必要です。

まとめ

まとめ

活性酸素には細胞伝達物質や免疫機能に働く反面、過剰摂取による悪影響とその対策について解説しました。

アスコルビン酸を摂取することで、活性酸素による悪影響を防ぐことができます。

最も大切なことは「健康でいること」です。

活性酸素を増やさないための3つの習慣を意識して、健康で豊かな生活を維持していきましょう。

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