我々が生きていく上で、酸素は必要不可欠なものです。
しかし、この酸素は体内で「活性酸素」に変換されてしまい、様々な病気や老化を招く原因となります。
この記事では、この「活性酸素」とどのように向き合えばいいのか、おすすめの「抗酸化食材」も交えながら見ていきたいと思います。
日々の生活を若々しく、イキイキと過ごしたい方は必見です!
活性酸素とは?
「活きのいい酸素」とかいて、「活性酸素」。
一見聞こえはいいですが、実は私たちの身体に多くの害をもたらす厄介な代物です。
その正体は、私たちが吸い込んだ酸素が活性化したものです。
活性酸素の凶暴性は、私たちの細胞・組織の機能を低下させ、さらにはさまざまな病気や老化の原因となってしまいます。
活性酸素が増える原因
我々が酸素を利用していく上で、必ず活性酸素は発生してします。
体内で利用する酸素のうち、約2%は活性酸素に変わる運命にあります。
しかし、活性酸素が増えてしまう人とそうでない人の間には決定的な違いがあります。
それは普段の生活習慣をどのように送っているかです。
紫外線を多く浴びてしまう、ストレスを溜め込む、喫煙、過度な飲酒、食生活の乱れなど、これら全ては活性酸素が増えてしまう原因を作り出します。
これらのいずれかに当てはまる人は要注意です。
老化の原因は活性酸素
活性酸素は我々の老化の大きな原因の一つです。
一旦活性酸素が体内で暴れ出すと、身体の細胞の性質が変わってしまい老化が促進されることとなります。
我々の身体には本来、こうした活性酸素を排除しする「抗酸化力」という機能が備わっています。
しかし、この抗酸化力は40代の頃から一気に減少します。
それまでは抑え込めていた活性酸素の力は、この頃から抗酸化を上回り、老化が進み始めるのです。
しかしこの「抗酸化力」、普段の食事や生活習慣を見直すことでその力をアップさせることができます。
早速何をしたら良いのか、詳しく見ていきましょう。
活性酸素を増やさないためにすべきこと
普段の生活を少しずつでも工夫していくことで、活性酸素の発生を抑えていくことが可能です。
ここでは、普段の生活で何に気をつけたらいいのか、具体的に何を実践していったら良いのかについて見ていきたいと思います。
適度な運動
一般的に活性酸素を減らすために効果的と言われているのが運動です。
しかしそのやり方次第では、かえって活性酸素を増やしてしまうことがあるため、注意が必要です。
運動する際には、「適度かつ習慣的であること」がポイントとなります。
全身の筋肉を動かすためには、多くの酸素を使います。
強度が高い運動は、体力の消費が激しくなるため、活性酸素の発生量を身体がカバーしきれなくなります。
その一方で、習慣化された運動やトレーニングは、「抗酸化力」をアップさせ、活性酸素の発生原因ともなるストレス解消の効果もあります。
ストレス解消
ストレスも活性酸素をたくさん生み出してしまいます。
強いストレスは、活性酸素の増加の原因となる血糖値の上昇を招きます。
また、緊張感が高まるため、血流が悪くなり、抗酸化に効果的な成分であるビタミンCを多く消費してしまいます。
ストレスを解消できる何かを一人一人が見つけていくことが大切になってきます。
悩みを打ち明けられる人を見つけたり、自分の好きな趣味に打ち込んでみるなど、大変だったり辛い時は、少し立ち止まってみることで、気づかないうちにストレスも発散できるのではないでしょうか。
過度な飲酒を控える
皆さん大好きなお酒、飲みすぎてはいませんか?
過度な飲酒も活性酸素を増やす原因となります。
我々が摂取したアルコールの毒消し役を担うのが、肝臓です。
過剰にアルコールを摂取することは肝臓の働きに負担をかけることになります。
頑張ろうとする肝臓は、たくさんのエネルギーを使い、その結果としてたくさん活性酸素を発生させます。
過度な飲酒は控えるのはベストなことですが、さらに気をつけて欲しいのがお酒と一緒に食べるおつまみです。
脂質の高い揚げ物やお肉は、悪性度の高いコレステロールを含み、活性酸素をさらに増加させてしまいます。
脂質の少ない魚や、ビタミン豊富な野菜と一緒に食べるのがおすすめです。
タバコを控える
これを読んでいる方の多くがタバコに対してあまり良い印象がないのではないでしょうか。
タバコには、ニコチンやタールを代表とする200種類以上もの有害物質が含まれています。この中には、活性酸素そのものである過酸化水素も多く含まれます。
またこれらの有害物質が肺の中に沈着すると、それを排除するため白血球が多くの活性酸素を発生させます。
タバコが健康に良くないことが、「活性酸素」という切り口からも分かったのではないでしょうか。
それでもどうしても喫煙がしたい方におすすめなのが、ニコチンやタールなどの有害物質を含まない電子タバコです。
健康にいい上に、煙を吸って出せる点ではタバコと全く変わりありません。
ネットで「健康にいい タバコ」と検索すると色々な種類のものが出てきます。気になる方はぜひ自分に合った電子タバコを見つけてみてください。
身体を冷やさない
活性酸素を増やさない対策として、体を冷やさないことも大切です。
「冷えは万病のもと」というように、健康にとって冷えは最大の敵です。
身体の冷えは、身体に緊張やストレスを与えるため、交感神経が優位となります。
この結果、抗原抗体反応が低下し、活性酸素が増加してしまいます。
大事になってくるのは、体を温めることです。
特にうなじのあたりには、身体の中でも太い血管が集中しているので、就寝前に温かいタオルを当ててあげたり、お風呂の熱いシャワーをうなじの部分に約10分ほど当ててあげたりなどをしてあげると、非常に体全体が温まって効果的です。
活性酸素を除去する食べ物10選!
私たちが生きていく限り、活性酸素は今も私たちの身体の中で生まれ続けています。
それでは、生活習慣を見直す他に、活性酸素を減らす手立ては他にないのでしょうか?
答えはあります。
活性酸素を除去してくれる「抗酸化食材」がそれに当たります。日々の食生活を改善していくことで、楽しく健康的に老化を防止していきましょう。
ライチ
中国料理のデザートでお馴染みのライチですが、この果物には強力な酸化防止作用があります。
酸化を防ぐ代表的な栄養素として知られているビタミンCですが、その数値を圧倒的に上回るのがライチです。
また、ライチには抗酸化成分の他にも、鉄や亜鉛などのミネラル、ビタミンB群、葉酸など豊富な成分
がバランスよく備わっています。
ミネラルには活性酸素を消去してくれる、毒消し酵素、SODが豊富に含まれます。
日本では大半が冷凍で流通しているライチですが、冷凍ライチでも十分に効果は望めます。
ミカン・オレンジ(柑橘類)
種類が豊富で値段も手頃なミカン・オレンジですが、こちらも活性酸素を除去するパワーに優れた食材です。
ミカンやオレンジにビタミンCが豊富に含まれていることは皆さん既に知っているのではないでしょうか。
このビタミンは活性酸素をほとんど無害な状態に変える働きがあります。
またクエン酸も多く含まれています。
毒消しをするのにミネラルは必要不可欠ですが、そのミネラル類の吸収を促進するのがクエン酸です。
スーパーでも手軽に手に入る柑橘類。
皆さんもぜひ朝に一つは食べたいところです。
レンコン(根菜類)
新鮮な野菜の多くは、優れた活性酸素を消去するパワーを持っています。なかでも注目はレンコンです。
レンコンなどの根菜類が含む抗酸化成分は、なんと加熱しても壊れにくいという特徴があります。
レンコンは根菜類の中でも、ビタミンCがたっぷり含まれます。
あまりイメージのない方もいるのではないでしょうか。しかし、その量はミカンやオレンジに匹敵するほどと言われています。
加熱しても抗酸化力が変わらないため、煮物やきんぴらなど、色々な料理に挑戦してみるのもいいかもしれないですね。
魚(タンパク質)
果物や野菜がいいと言っても、それだけでサビ付きを防止できるといったわけではありません。
日本の伝統的な食材である魚は、活性酸素を消す役割をしてくれる大事な食材です。
体内では活性酸素の害を減らすために、「酵素」が絶えずつくられています。この酵素の主な材料はタンパク質です。
よって魚をたくさん食べることで、このタンパク源をしっかり確保することはとても大事なこととなります。
さらに脂の乗った魚から取れるビタミンEは、サビ付き防止には欠かせない成分となります。
ニンニク・ワサビ・ハーブ(香味野菜)
古くから天然の防腐剤として使われてきた香味野菜には、高い抗酸化力があることがわかってきました。
香味野菜の中でも、ニンニクは特に高い抗酸化力を持つと言われています。
炒め物に薬味に、調理の下ごしらえに、と応用しやすく安価で入手できるのも嬉しいですね。
また食の代表的なスパイス、ワサビにも活性酸素を消す力があります。
ただし、香料が添加された加工品で逆効果になってしまいます。
あくまでも天然のワサビにこだわってください。普段の食卓のアクセントとしてこれらの食材を活用していってみてください。
海藻・黒胡麻(植物性食品)
海藻類や黒胡麻などの植物性食品が持つ色素には、活性酸素を消す力があります。
その中でも特に黒い色素には、強力な抗酸化作用があると言われているのです。
伝統的な食材の一つ、海藻類には活性酸素を消す力がある上に、ミネラル類も豊富に含まれています。
活性酸素を消すためには、ミネラル摂取は欠かせません。
その他にも黒酢には、毒消役の酵素の働きアップに効果的なクエン酸がたくさん含まれます。
黒胡麻特有の成分であるセサミノールは、サビつき防止に有効なことが確認されています。
赤いパプリカ
赤いパプリカは、なんと言ってもビタミン類の宝庫です。ビタミン類は、抗酸化にはもってこいの重要な栄養素でしたよね。β-カロテン、ビタミンCなど非常に栄養価の高い野菜です。
ではなぜ「赤い」パプリカがいいのでしょうか。赤パプリカには「カプチンサン」という赤唐辛子にもたくさん含まれている色素があります。
強い抗酸化パワーを持っていて、その力はトマトなどに含まれるリコピンと同等と言われています。
その他にも善玉コレステロールを増やす働きもあり、動脈硬化の予防にも効果的です。
トマト
トマトに含まれる「リコピン」は、カロテノイド色素の一種です。この色素の中でも、リコピンには非常に強い抗酸化作用があります。
このリコピン、かわいい名前をしていますが実は細胞にとっては大事な守り神なのです。リコピンは細胞の代わりに、活性酸素の攻撃を受けてくれます。
色素を失ったリコピンを見て、活性酸素は攻撃が終わったと勘違いして、その場を立ち去ります。リコピン、恐るべしです。
トマトにはその他にも豊富なビタミンCが含まれます。
ちなみにトマトのリコピンは、生で食べるよりも、炒めたほうが増加するので、皆さんも食べる時にはぜひ試してみてください。
タマネギ
タマネギには、たくさんの健康に良い成分が含まれています。ケルセチンはポリフェノールの一種です。
抗酸化作用たっぷりの大注目の栄養素です。
さらに紫玉ねぎには、ポリフェノールの一種であるアントシアニンが含まれています。
こちらは、眼精疲労、目の老化防止、高血圧、メタボ予防、肝機能の向上などありとあらゆる健康効果が望めます。
さらにカリウムは、体内の余分な水分や塩分を取り除き、むくみを改善する上、疲労回復にも効果があります。
カボチャ
カボチャも栄養価の高い食材として有名です。
ビタミンE、β-カロテン、食物繊維が豊富に含まれる緑黄色野菜のうちの一つです。
注目したい栄養素は、ビタミンACE(エース)と呼ばれる抗酸化作用の強いビタミン三兄弟です。
新鮮な野菜でもこれらが三つ揃うと最強です。例えばビタミンCとEを一緒に摂取することで、ビタミンEの抗酸化力をアップできます。
ビタミンEは血行を改善するので、これらのビタミンの組み合わせを活用して、生活習慣病の予防に努めましょう。
オーブスの「FROM ATHLETES」もおすすめ!
オーブスの「FROM ATHELETS」も抗酸化にはおすすめの商品となります。
「FROM ATHELETS」は、ケイ素の多い水に、オーブス独自の技術を施すことによりミネラルをブレンドしました。
ミネラルは、活性酸素を分解してくれる大切な成分の一つです。
抗酸化成分を豊富に含む食材はたくさんありますが、どうしてもお腹が空かないときや運動の時など、栄養を摂取するのが難しい場面は多々あります。
そんなの生活の中でも、手軽にゴクリとミネラル補給ができるのはこちらの商品です。ぜひ、普段の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
ここまで、活性酸素が我々の老化や病気の原因となっていること、そしてどのようにしたらそれを防ぐことができるのか、おすすめの過ごし方や効果的な食材を紹介してきました。
生きていく上で、絶対に避けられない「活性酸素」ですが、その仕組みを理解してあげることで、どのようにしたら彼らとうまく付き合っていけるのか、そのヒントがこの記事を通して、一つでもつけることができたら幸いです。
皆さんの「抗酸化ライフ」がより良いものとなりますように。
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