SODと活性酸素の関係性とは?活性酸素を減らす方法やサプリも紹介

ハウツー

みなさん、SODという単語を聞いたことがありますか?

SODとは抗酸化の酵素のことを指します。身体をむしばむ活性酸素を除去したり、その発生を抑制したりしてくれます。

この記事では、SODについて詳しく見ていくのとともに、SOD以外の方法でどのようなことをすれば、活性酸素の発生を防ぐことができるのかについて、見ていきたいと思います。

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SODと活性酸素の関係性とは?

SODと活性酸素の関係性とは?

SODと聞いても、ピンとくる方はあまりいないのではないでしょうか?鍵となるのは活性酸素の存在です。

身体に害を与えることでも知られる活性酸素ですが、ここにどのようにSODが関わってくるのでしょうか?

果たしてSODとは我々にとってのヒーローなのでしょうか、それともはたまた闘うべき敵なのでしょうか?

今回の主人公であるSODの正体に迫りたいと思います。

SODとは活性酸素を除去する酵素

重要な登場人物が2つあります。SODと活性酸素です。

SODとは、スーパー・オキサイド・ディスムターゼの略で、活性酸素の害から身体を守る体内の酵素のことを指します。

活性酸素は本来、身体の中へ侵入してくる有害物質や細菌を貪り食い殺菌する役目を担う大切な物質である一方で、繁殖し続けるとかえって細胞を破壊し、毒に様変わりしてしまいます。

そしてこのような活性酸素の悪事を撲滅してくれるのがSODなのです。

つまり、私たちの身体の健康は活性酸素とSODのバランスによって保たれているとも言えるのです。

体内でもSODは生成される

SODは外から摂取することも可能ですが、体内で生成されるものはそれに比べて非常に効果が強力で、またその持続性も高いと言われています。

SODの生成量のピークははおよそ10-15歳で、20代をすぎ始めたあたりから段々と下降し始めます。

そしてその減少率は40代を境に一気に加速すると言われています。10代のSODの酵素量を100とすると、50代ではその量が約5分の1にまで減ってしまいます。

また活性酸素とSODの量を比較したとき、10代では前者が15%、後者が100%なのに対して、40代で関係性が逆転し、活性酸素量がおよそ80%、SODの量が35%と、老いの進行具合の変化が一目瞭然です。

SODは食べても体内に取り込むことができない

年を重ねていくごとに、SODの量は減ってしまう一方で、活性酸素の量はどんどん増えていきます。

そこでみなさんが考えることは、どうにかしてSODを外から体内に取り入れることはできないものだろうか、ということです。

確かに、SODの量が一生増え続けないのであれば、SODを摂取しようと思うことは一見理にかなっているように見えますが、実はSODを豊富に含む植物でさえも身体に入った後になかなか吸収が行われません。

さらに、身体の隅々に行き渡る前に、胃でそのほとんどが溶かされてしまうという問題もあります。SODは我々の身体にとってあまりにも非効率的な産物にすぎないのです。

SODの代わりとなる栄養素とは?

SODの代わりとなる栄養素とは?

それでは、SODを摂取することは諦めて、我々はただ身体が老いていくのを歯を食いしばって見守っていることしかできないのでしょうか。いいえ、そんなことはありません。

大丈夫です、ちゃんと活性酸素を除去してくれる食材や食品はあります。

きちんと学習して効率的に日々の食事に取り入れていきましょう。

抗酸化ビタミン

まず紹介したいのが抗酸化ビタミンです。活性酸素の働きを抑える作用を持つビタミンのことを指します。

ビタミンA・C・Eがその主なビタミンです。ビタミンAはβ-カロテンとして多くの食材に含まれますが、活性酸素の発生を抑制し、除去する働きを持ちます。

主に、肉・魚・野菜・乳製品など幅広い食材に多く含まれます。

ビタミンCは活性酸素の仲間である過酸化脂質の生成を抑えてくれます。レモン、オレンジ、アセロラなどの果物や、野菜、芋類にも含まれています。

ビタミンEもまた、ビタミンCと同様の働きをします。ナッツや油脂、魚卵やアボカドに多く含まれています。

抗酸化ミネラル

ミネラルもビタミンと同様に、抗酸化作用を持つ重要な成分の一つです。

カルシウム、塩化物、マグネシウム、リン、カリウム、ナトリウムがミネラルに該当します。また必要とされる量が少ないミネラルには、クロム、ヨウ素、亜鉛などがあります。

海藻類はこれらを豊富にバランスよく含んでいます。海で育つため、海水のミネラル分を豊富に吸収し、成長するのです。

牛乳やヨーグルトもたくさんカルシウムを含みます。抗酸化作用だけでなく骨を丈夫にしてくれ乳酸菌を多く含むため、お腹の調子を整えてくれます。

SOD様作用食品

SODは体内で生成されるものに対し、外から摂取したものに関してはその分子量が大きすぎるため、そのまま食べても吸収されず注射などで分解してから摂取するしかありませんでした。これではあまりに大変です。

そこで登場したのがSOD様作用食品です。自然植物の中に含まれる低分子の抗酸化物質を吸収しやすい形に加工して、SOD酵素を同様の作用を持つ食品として開発されました。

胚芽、大豆、米ヌカ、ごまなどの無農薬の天然植物を素材して選び、各種の材料にあった麹菌で発酵させているので、よりいっそう体内に吸収しやすくなっています。

SODサプリメントのおすすめ3選も紹介!

SODサプリメントのおすすめ3選も紹介!

SODは普段、そのままを摂取したとしても体内の消化液で分解されてしまいます。そこで登場したのがSODのサプリメントです。独自の製法で、SODが分解されることなく身体に作用します。

ここでは厳選したおすすめのSODサプリを3つ紹介します!

やすらぎ生活

「やすらぎ生活」は独自の開発で、特殊なコーティングをサプリに採用しました。

このことでコーティングが徐々に溶解し、抗酸化成分が壊されないまま体全体作用してくれます。

Source Naturals 2000unit 90粒

こちらはアメリカ発のSODサプリメントとなっています。

銅、亜鉛、マンガンで構成される酵素が豊富に配合されています。内容量は90粒となっており、1粒になんと235mgものSODが含有されています。

万生食品 スーパー酵素オリジナル

山形県遊佐の米ぬか、米胚芽が含まれるアスペルギルスオリゼー菌を混ぜて発酵させます。

温度管理、空調管理が徹底された国内産の商品なので、どなたも安心して飲むことができます。味は少し甘めで、香ばしいです。

SODを摂取する際の注意点

SODを摂取する際の注意点

SODは体内で生成されることが原則となっているため、体外から取り入れたものに関してはその条件に対して慎重になる必要があります。

温度や摂取するタイミングなど、何に気をつけたら良いのかなど、SODについてもっと詳しく知りたい方にとっては見逃せない内容なのではないでしょうか。

SODは熱に弱いため気を付ける

SODなどの酵素は、とても熱に弱いです。およそ50度以上で、その効力は失われてしまうと言われています。

液体状、ペースト、錠剤、どの形態においても製造過程においてやむをえず高温の熱が加わります。

その結果、我々の手元に届く前に、SODの効力が失われてしまっている可能性は大いに高いと言えるでしょう。

植物酵素はその点で言えば、非加熱の発酵技術で製造されているためSODを逃さないまま摂取することが可能です。

また生きている野菜や魚においても、高温で調理する場合同様に熱によってその効力は失われてしまいます。

意識してほしいのはなるべく非加熱で調理すること、もしくは熱を通す場合でも48度以下の低温調理し生の状態のままで食材を摂取することです。

継続的に摂取することが重要

SODは継続して摂取していくことが何よりも大切になってきます。

SOD を初めとする酵素は体内に入ってから、分解されるまでに時間がかかるだけでなく、その効果が体内に浸透していくまでにも時を有します。

朝、昼、晩のいつどの時に摂取しても構わないのですが、長期間にわたって継続することが効果が発揮されるためには重要です。

SODは体内で生成されるため、身体で記録されているSODについては十分に効果がのぞめるものの、外部から入ってきたものを認識し身体がうまく抗酸化に役立てるまでには繰り返し摂取することが大切です。

食品以外で活性酸素を減らす方法

食品以外で活性酸素を減らす方法

確かに、食品でも活性酸素を減らすことは可能ですが、ここからはもうワンステップ踏み込んで日々の生活習慣にスポットライトを当てていきたいと思います。

活性酸素の発生源は、我々の身の回りにたくさん潜んでいます。危険な発生源から身を守る知恵を身につけていきましょう。

紫外線を避ける

紫外線の働きはわるいことばかりではありませんが、その対策をしっかり講じていないと活性酸素をずっと生成することにつながります。

紫外線は、酸素分子を他の物質と反応しやすい酸素原子に変えてしまうのです。

酸素原子は水と反応すると、強力な活性酸素、ヒドロキシラジカルに変化を遂げます。

我々の体内の約7割は水でできていると言われるように、活性酸素にとっては反応しまくりのウハウハ地帯なのです。

日頃から日傘や、サンクリーム、帽子、サングラスなどのアイテムを身につけておくことはとても重要です。これらを怠っている方は要注意です。

良質な睡眠やストレスを溜めない

たっぷりと睡眠をとることも忘れてはいけません。

睡眠をたくさんとっている人と、そうでない人とではSODの生成量が決定的に違ってきます。

また寝ていないと身体が回復しないため、普段のエネルギー量よりも多くのエネルギーを必要としてしまいます。

これが活性酸素を発生させる原因につながるのです。

また、ストレスを溜めすぎないことも大切です。強いストレスは血糖を増やすため、血糖値が高い状態が続き、活性酸素の増加を引き起こします。

強い緊張感は、抗ストレスホルモンの分泌を促します。このホルモンが分解されるときにも活性酸素が大量に発生します。ストレスを溜め込みすぎている人、睡眠が足りていない人は共に要注意です。

禁煙や禁酒をする

タバコを控えることは、活性酸素の発生を防ぐためには重要なことです。

タバコの煙には活性酸素を含む約200種類以上の有害物質が含まれています。この有害物質が肺に沈着すると、これを除去するため白血球が大量の活性酸素を生成します。

また、有害な物質が直接肺を攻撃することで肺がんや肺気腫などの病気のリスクも高まります。

禁煙は、活性酸素の抑制のみならず、さまざまな病気をも防いでくれるのです。

また、禁酒も禁煙同様に効果的です。我々の肝臓はアルコール成分を分解してくれますが、多量のアルコールは肝臓を働かせすぎてしまいこのときに活性酸素が発生します。

タバコの吸いすぎやお酒の飲み過ぎにはくれぐれも気をつけましょう。

激しい運動を控える

身体に良いイメージがある運動ですが、激しすぎれば活性酸素をかえって増やしすぎてしまうというデメリットもあります。

「ほどほど」の運動量であれば、身体に生来備わった「毒消し」の作用で無毒化されます。

しかし、激しい運動はたくさんのエネルギーを消費するため、それに比例して活性酸素もたくさん生成されます。

これに、身体が追いつけなくなると活性酸素は自由奔放に体を傷つけ始めます。

重要なポイントは「ほどほど」を心がけることです。会話しながら楽しんで運動ができる程度が良い目安となるでしょう。

頑張ろうと、自分の体を追い込みすぎたり、無理に体を酷使してしまっている人はこの機会にそのやり方を見直してみてはいかがでしょうか。

まとめ

まとめ

ここまでSODがどれだけ我々の健康・若さを保つことによって重要な存在だったのか、そしてその働きについてみてきました。

またSODを外から摂取することの難しさについてもお分かりいただけたのではないでしょうか。

確かに老化と共に、SODを獲得・生成することは困難にはなりますが、日々の生活を少し変えてみたり、食材にこだわってみたりすることでより良く緩やかに年をとっていくことができるのではないでしょうか。

少しずつで良いので、この記事をきっかけに学んだことを日々の生活に取り入れて行ってみましょう!

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