メラトニンとは?働きや年齢による分泌量の変化など詳しく解説!

ハウツー

1994年頃から”奇跡のホルモン”として、大ブームを巻き起こしたメラトニンですが、その効果は多岐に渡り我々の身体に多くの恩恵をもたらしてくれています。

この記事では、メラトニンにそもそもどのような働きがあるのか、また抗酸化成分としての驚きの能力についても見ていきたいと思います。

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メラトニンとは?

メラトニンとは?

我々が日中生活を元気よく送れること、またその反対に夜になったらリラックスをしぐっすり眠りにつけること、この両者にはメラトニンが強く関わっています。

一体メラトニンとはどのような働きをし、我々にどのような影響を与えてくれているのか、早速見ていきましょう。

メラトニンの働き

メラトニンは目から入った光の情報をもとに、脳の松果体で生成が始まります。

原料となるアミノ酸の一種であるトリプトファンが酵素に作用してメラトニンができます。

つまり光が起動装置となり、その数時間後にメラトニンが生成されるのです。このようにメラトニンには光と闇の周期によってコントロールされています。

メラトニンの役割は一言で言うと「体内時計」です。我々の身体は自律神経系、内分泌系、代謝系など様々なシステムが複雑に絡まり合っています。

メラトニンは体内時計の情報をこれらのシステムに伝え、生体のリズムを調整します。まさに、我々の活動していく上での指針となる「時計の役目」を担っているのです。

年齢によるメラトニンの変化

私たちの身体で作られるメラトニンの量は一生の間に大きく変化します。

新生児のうちはほとんど産出されませんが、生後3ヶ月から1年で分泌量が急増します。

子供の頃にその量はピークに達し、その後青年期、壮年期と容赦なく減少していきます。

高齢者になると分泌量が微量となり、昼間と夜間の差が少なくなるのでメラトニンのメッセージは届きにくくなります。

高齢者の多くが寝つきが悪かったり、朝早く目覚めてしまうのはこのせいだと言われています。

歳をとるにつれ、ホルモンの調整能力が低下したり、神経や血管の運動能力が落ちることがメラトニン低下の原因とされています。

メラトニンのがんに対する作用

メラトニンは体内時計として働くホルモンであるのと同時に、抗酸化物質でもあります。

メラトニン研究の第一人者ラッセル・J・ライター博士が行った実験によると、サフロール(DNAを傷つけガンを発生させる発がん物質)を注射されたラットにメラトニンを注射したところ、そうでないラットに比べてDNAの損傷率が100分の1に留まっていました。

これによりメラトニンが細胞のダメージを未然に防いでくれる抗酸化物質であることが判明したのです。

他にも、乳がん・前立腺ガンなどのホルモン依存症のがん細胞の増殖を抑制する作用もあります。

まさに最強のホルモンのメラトニンですが、こんなにも隠された能力があったことに脱帽でするしかないですね。

メラトニンは強い抗酸化力を持っている

メラトニンは強い抗酸化力を持っている

我々の体内には老化や病気を引き起こすもととなる酸化に対抗するために、様々な抗酸化物質が備わっています。

ビタミン、ミネラル、ポリフェノールなどが主な抗酸化物質として挙げられますが、メラトニンはその中でも最強の抗酸化物質です。

メラトニンの抗酸化力は体内の脂溶性の抗酸化物質の中で最も強力とされています。

ビタミンEやビタミンCの2倍の効力を発揮するとされています。またメラトニンには、身体の酸化の発生を抑制する酵素のレベルを上げる働きもあります。

つまりメラトニン自身が抗酸化物質として働くだけでなく、体内で酸化を退治してくれる酵素を作り出す能力をも備えていると言うことがわかります。まさに業界最強の抗酸化物質です。

メラトニンが最も多く分泌される時間帯は?

メラトニンが最も多く分泌される時間帯は?

メラトニンの分泌の出発点は、太陽から始まります。目に入った光の情報は脳にある体内時計に伝えられます。

ここから伸びている神経の回路が松果体まで「メラトニンの合成を始めなさい」と言う指令を出します。

大事なポイントはこの指令が朝になると途絶え、夜に活発に作られることです。

メラトニンの分泌は夕方頃からゆっくり上昇し、夜になるにつれどんどん増えていきます。

分泌のピークに達するのは午前2〜3時です。夜間と日中ではメラトニンの分泌量に5〜
10倍もの差があります。

メラトニンを摂取できる食事は?

メラトニンを摂取できる食事は?

・大豆や豆腐

メラトニンは「トリプトファン」というアミノ酸を原料に体内で産出されます。

大豆や豆腐などはこのトリプトファンを豊富に含むため、メラトニンの生成量もそれに比例して増加します。

・ホットミルク

ホットミルクも「トリプトファン」を多く含みます。

寝る前の飲み物として、牛乳を温めて飲むことは消化吸収を促進し、胃腸に負担をかけずに済むためおすすめです。

・ニンニク、銀杏

メラトニンを合成するためにはセロトニンと言うホルモンが大量に使われます。

このセロトニンの合成を助けるのがニンニクや銀杏に含まれるビタミンB6です。

ちょっとした料理の隠し味にぜひ活用していきましょう。

メラトニンを摂取できるサプリメントもおすすめ!

メラトニンを摂取できる食材は数多くありますが、それを一度それを一度にバランスよく摂取することはとても難しいことです。

そこでおすすめしたいのがメラトニンが配合されたサプリメントです。

休息・リラックスサプリ「ネルライフ」はメラトニン合成のために必須のトリプトファンの他にもGABA、テアニン、グリシンなどの睡眠やリラックス効果がある成分が配合されています。

品質管理を一つ一つ丁寧に行った国内製造のため、安心して続けることができます。ぜひこの機会にお試しあれ。

お得 3個 セット 睡眠 サプリ サプリメント グリシン テアニン ネルライフ GABA ギャバ トリプトファン メラトニン セロトニン ハーブ配合 スッキリ クワンソウ カモミール 30日分

まとめ

まとめ

皆さんいかがだったでしょうか?

メラトニンは日夜の活動と睡眠のサイクルを調整してくれる大事な体内時計ホルモンだっただけでなく、身体のサビをも防いでくれる抗酸化物質としての働きも持っていることも分かりました。

コンビニの普及やネット時代になった今、夜になっても光が至るところで見受けられ、夜ふかしや体内時計の乱れにつながっています。

メラトニンは太陽の光が着火剤となっています。朝一番に日光が浴びられるようにここで改めて、早寝・早起きを心がけていきましょう。

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